10月4日は中秋の名月

一年で一番きれいな月を見上げよう。

今も昔も変わらず夜空にいて、やさしい光で見守ってくれる月。
仕事や学校の帰り道、夜空に浮かぶ月に癒された経験をお持ちの方も多いと思います。

春夏秋冬、季節ごとに月は美しい姿を見せてくれますが、
旧暦8月15日には、「一年で一番美しい」といわれる月が夜空に浮かびます。
今年は10月4日(水)がその日にあたり、
楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか。

毎年見ている人も、そうでない人も、
10月4日は夜空を見上げ、月を楽しみましょう。

「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」

昔の人も愛した名月

最近、よく会社の屋上から月の写真を撮るのですが、
レンズからのぞく月は本当に宝石のようにきれいで、
時間を忘れて眺めてしまいます。

昔、お月見は貴族の遊びでした。

日本人は昔から月を見るのが大好きで、
満月の日には宴を催し、管弦の音色や月見酒、和歌などを楽しみました。

中でも旧暦8月15日の夜に浮かぶ月は特に美しいといわれ、
各地で観月会が開かれ、たくさんの人に愛されてきました。

昔、お月見は貴族の遊びでした。

もともと、お月見は中国から始まった風習で、平安時代に日本に定着したといわれています。
中国では旧暦8月15日の頃が、「空気が澄んでいて月がきれいに見える」といわれており、
日本でも、空気が澄み、月がいつもより明るく輝いて見える頃とされています。

秋が深まり、虫の声もにぎやかになって、
風流を感じられるのもこのころ。

この旧暦8月15日の月には、
「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」という
立派な名前があります。

「名月」は分かるけど、「中秋」ってどういう意味?

私たちがかつて使っていた旧暦では、7月、8月、9月が秋。
今は、9月、10月、11月が一般的に秋といわれるので、今の暦と昔の暦は全然違いますね。
旧暦の7月が「初秋」、8月が「中秋」、9月が「晩秋」と呼ばれていたので、
そのちょうど真ん中、8月の中秋、満月となる日が多い15日の晩に浮かぶ月を 「中秋の名月」と呼んでいました。

今年の「中秋の名月」は10月4日!

三日月や弓張月など、月にはいろいろな形があり、
その時々で月見を楽しむことができます。
その中でも、「中秋の名月」は昔から人々に愛され続け、
今なお多くの人を魅了してやまない特別な月。

見ないのは絶対に損ですよね!
秋の夜空に浮かぶ月の光は、きっと疲れた心を癒してくれます。

今年は10月4日が「中秋の名月」。
ぜひぜひ夜空を見上げてみてください。

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