七十二候がおとずれるたび、日本の細やかな
季節の移り変わりを旬のお話とともにお届けします。

雪の中から、蕗(ふき)の花が咲き始めるころ。
蕗の花は、近づきつつある春を象徴する草花です。
「大寒」は一年でもっとも寒さの厳しい時期ですが、草花は春に向けて少しずつ動き出しています。

  • 冬にしかできない、楽しい雪遊び。雪だるまや雪うさぎを作ったり、家族や友達と雪合戦を楽しんだり…。他にも、日本には昔から雪が降る様子や雪景色を眺める「雪見」という楽しみ方もあります。雪景色を鑑賞するので、「観雪」「賞雪」とも。雪景色を眺めながらお酒を楽しむ「雪見酒」、また「雪見風呂」など、大人も嬉しい雪の遊び方です。

  • 小さい頃、誰しもが作ったことのある雪だるま。
    雪玉を2つ重ね、顔を描き、バケツの帽子をかぶせて木の枝で手を作ります。中には手袋やマフラーをしているものも。外国の雪だるまは、雪玉3段のものが多いそうです。鼻に見立ててニンジンを刺したり、ボタンをつけたり、蝶ネクタイをつけたり。いつから雪だるまが作られるようになったかは定かではないようですが、かなり昔から作られていたのではないかといわれています。
     

    対して雪うさぎは、派手さこそないものの可愛らしいその姿は日本の冬の風物詩として親しまれてきました。常緑種の葉を耳に見立て、「難を転じる」として縁起のいい南天の赤い実を目にしてうさぎの形にしていきます。
     

    雪を投げ合う雪合戦は、日本では古く平安時代からすでに行われていたそうです。『源氏物語』にも、「雪ぶつけ」として記述が見られます。この雪合戦ですが、日本ではきちんとルールを決めて行われる「スポーツ雪合戦」なるものがあります。長野市に事務局をおき日本雪合戦連盟が結成されています。外国でもこの連盟が作ったルールが採用され、「Yukigassen」の名で広まっています。

  • 雪には様々な呼び名があり、状態や降る時期によって名前が変わります。
    ここでは、少しですが美しい雪の名前をご紹介します。
     

    ●沫雪(あわゆき)
    泡のように軽く、すぐに溶けてしまう雪。
     

    ●撓雪(しおりゆき)
    積もった重みで木の枝をたゆませる雪。
     

    ●玉雪(たまゆき)
    雪が降る季節のはじまりや、終わるころによく見られる玉のように丸い雪。
     

    ●友待つ雪(ともまつゆき)
    後から降ってくる雪を、消えずに待っている雪。
     

    ●名残雪(なごりゆき)
    春が近づくころ、冬の終わりを名残惜しむかのように降る雪。
     

    ●万年雪(まんねんゆき)
    1年中とけることなく残る雪。標高の高い山などにみられる雪をさします。

※七十二候は年により変動します。

illustration:みやしたゆみ

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