七十二候がおとずれるたび、日本の細やかな
季節の移り変わりを旬のお話とともにお届けします。

田の水を落として、稲穂の刈り入れを始めるころ。稲穂は頭が垂れ、黄金色に輝く田が秋の深まりを感じさせます。収穫の真っ只中で、農家の方は大忙しです。

  • 低カロリーで、食物繊維豊富なきのこ。えのき、ぶなしめじ、しいたけ、まいたけ、えりんぎなど、どんな料理にも活用できます。きのこごはんやお味噌汁など、毎日の食卓にきのこを取り入れてみるといいですね。
    きのこ狩りも秋の楽しみのひとつ。でも、種類のわからないきのこは、採らないように要注意。

  • ●まつたけ
    まつたけは、いわずと知れた秋の味覚の代表格です。希少で高価のため、しばしば「きのこの王様」といわれることも。赤松林に生え、地面から顔を出すか出さないかの頃合いを見計らって採ります。焼き松茸、松茸ごはん、お吸い物などでその香りを楽しみ味わいたいですね。まつたけを選ぶときは、軸が短く硬い、表面が乾燥していないものを。茶色と白がはっきりしているものを選ぶのもポイントです。
     

    ●しめじ
    「香りまつたけ、味しめじ」といわれ、味の良いことで知られています。
    お味噌汁や炒め物、どんな料理にも合い、安価で手に入れやすいのも魅力のひとつですね。しめじには「ほんしめじ」「ぶなしめじ」の2種類あり、スーパーなどで手に入るものはそのほとんどがぶなしめじ。ほんしめじは天然もので、なかなか手に入りません。ぶなしめじを選ぶときは、ふっくらと密集していて、軸がじっかりしているものを。
     

    ●まいたけ
    ビタミンB1、B2が豊富に含まれるまいたけ。天ぷら、炒め物、煮物まで幅広い料理に合います。名前の由来は、その見た目からきのこが舞っているようにみえるからという説や、食べた人が美味しさのあまり踊り出したからという説があります。しめじと同様、気軽に手に入れやすいきのこですが、天然ものは希少で、なかなか手に入れることができません。まいたけを選ぶときは、カサの色が濃く、肉厚なものを。
     

  • ●さんま
    さんまにおろしと醤油は秋の味覚の代表ですね。スーパーにさんまが並んでいると、秋の訪れを感じます。秋のさんまは脂がのり、栄養価も高く、例年比較的手に入りやすい旬の魚です。漢字では「秋刀魚」と書き、秋に獲れる、刀のような魚という意味です。さんまを選ぶときは、くちばしが鮮やかで、身がふっくらとしてハリのあるものを。
     

    ●かんぱち
    夏から秋にかけて旬を迎えるかんぱち。同じアジ科ブリ属に分類されるひらまさ、ぶりと共に「ブリ御三家」と呼ばれます。名前の由来は、幼魚の間に眉間に見られる「八の字」の模様から。こりこりした刺身は絶品!かんぱちの目利きのポイントは、目が澄んでいるかどうか、エラが鮮やかな色をしているかなどがあります。

※七十二候は年により変動します。

illustration:みやしたゆみ

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