七十二候がおとずれるたび、日本の細やかな
季節の移り変わりを旬のお話とともにお届けします。

美しいさえずりで、ウグイスが春の到来を告げるころ。
ウグイスは「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれ、古くから梅の花とともに春の兆しとして愛されてきました。

  • オス・メスともに緑がかった茶色で、冬は山中で過ごし、暖かくなると山から下りてきます。オスのウグイスは「ホーホケキョ」と馴染みのある美しい声で鳴き、里山に春の訪れを知らせてくれます。オスはメスを誘うために鳴いているのですが、多い日は1日数千回も鳴くことがあるそうです。ウグイスはオオルリ、コマドリとともに、さえずりが美しい日本の鳥「日本三鳴鳥」に数えられています。

  • ウグイスのさえずりを聞くと、ついキョロキョロとあたりを見回してしまいますが、ウグイスは警戒心が強く、普段は藪の中に隠れているので、なかなか見つけることができません。そのため、よく似たメジロと間違えられることがよくあります。古くから春の兆しとして「梅と鶯」が風流なものとして愛されてきましたが、実際に目にするのは”梅にメジロ”の方が多いようです。

  • ウグイスとメジロは、ともに春を代表する鳥で、姿形も似ているため、よく間違えられます。主に体の色で見分けることができ、ウグイスが茶色に近い黄緑色で、どちらかというと地味な色をしているのに対し、メジロは鮮やかな黄緑色をしています。
    また、メジロはその名の由来にもなっているように、目のまわりが白くふちどられているのが特徴です。ウグイスはなかなかその姿を見せてくれませんが、メジロは花の蜜や果汁などを好み、よく姿を見せてくれます。

※七十二候は年により変動します。

illustration:みやしたゆみ

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