日本の素晴らしい行事や風習を、子どもたちに伝えたい。
そう思った時、自分自身がよく知らず、また詳しく教えてくれる大人が周りにいませんでした。
知らなくても暮らしていける事ですが、知ることでちょっぴり心が豊かになったり、
海外の友だちに「日本ってこんなところなんだよ」って教えてあげられたり。
四季折々の風景や、今なお残る行事や風習に目を向けて、心を育むひとときを作りませんか?
暦生活の選ぶ、節分や鬼を描いた絵本
鬼は子どもはもちろん、大人にとっても恐ろしい存在。
ですが、絵本の世界の鬼はちょっぴり間が抜けていたり、表情豊かで可愛かったりもします。
数ある絵本の中から暦生活が子どもたちと選んだ、鬼を描いた3冊の絵本をご紹介します。
『おふくさん』
服部美法 作/大日本図書 (2015)
おふくさんたちは、みんなで仲良くくらしています。ある日、鬼が「おまえたちを怖がらせてやるぞ!」と、やってきました。おふくさんたちは、怖がるどころか鬼を笑わせようとします。この対決、いったいどうなることでしょう!? 「笑う門には福来る」どんな時でも、思いっきり笑うことが大切!!
<2歳くらいからおすすめ>
『せつぶんのひのおにいっか』
青山友美 作/講談社 (2012)
おに一家は、おに父さん、おに母さん、子おにの3人家族。
にんげんたちに気づかれずに、にんげんの家でのんきに暮らしています。
でも、ある晩、「明日は節分」という話を聞いてから、おに父さんとおに母さんのようすが変なのです。
さて、節分の日、おに一家になにが起きるのでしょうか。
節分の日のひみつがわかる(!?)、ゆかいなお話。
<3歳くらいからおすすめ>
『じごくのそうべえ』
たじまゆきひこ 作/童心社 (1978)
「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」
綱わたりの最中に、綱から落ちてしまった軽業師のそうべえ。気がつくと、そこは地獄。火の車にのせられ、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんと三途の川をわたってえんま大王の元へ。4人はふんにょう地獄や、針の山、熱湯の釜になげこまれ、人を食べる人呑鬼にのみこまれます。そうべえたちははたして生き返ることができるのか、あとは読んでのお楽しみ。
<3歳くらいから、大人にもおすすめ>
こちらの3冊は「暦生活のお店」でお買い求めいただけます
おうちで楽しむ節分「てづくり」
2021年の節分は2月2日です。
新しい一年が始まる立春の前日である節分の日に、人の力ではどうにもならない災害や疫病など「鬼」を追い払うために豆まきをします。
絵本の次は、おうちでの豆まきをもっと楽しくする折り紙を使った「おふくさん豆入れ」と、段ボールや紙袋を使った「鬼の的当て」をご紹介します。
「おふくさん豆入れ」作り方
「鬼の的当て」作り方
豆は数個をまとめてラップで包んだものを使うと、投げた後の片付けがしやすくオススメです。
色付きのダンボールや紙袋を使うと、より鬼っぽさがでます。
(撮影後も、スタッフ宅ではおうちごっこの郵便ポストとして活用されています。)
「暦生活クラフトキット」を使えばもっと手軽に楽しむこともできるので、お子さんやお孫さんへのプレゼントとしてもオススメです。とても簡単な内容で、3歳くらいからお楽しみいただけます。
<暦生活のお店 限定販売>
暦生活のリトルプレス「543(こよみ)PRESS」
行事のことをもっと楽しく知ってもらえるように、暦生活でリトルプレスをつくりました。
「豆まきの由来」や地域によって異なる「少し変わった節分の風習」のほか、「鬼の色による違い」など、お子さんに聞かせてあげられる話が盛りだくさん。大人にとっても読み応えのある内容となっております。
リトルプレスは、暦生活のお店で「絵本」をご購入のお客様全員にプレゼント!
素敵な行事体験を、お子さんにプレゼントしませんか?
自分の子ども、友達の子ども、お孫さんなど…子どもたちへのプレゼントに最適です。
絵本を読んで興味を持ってもらい、実際に季節体験をすることができれば、子どもたちにとっても忘れられない思い出になるかもしれません。