ポンプ座は18世紀にフランスの天文学者ラカーユによってつくられた南半球の星座。
うみへび座の一等星アルファルドを目印にして探しますが、日本からは南のとても低い宙でひっそりと輝いているため、見つけることは難しい星座です。
ポンプ座のモチーフは水をくみ上げるポンプではなく、科学実験に使われる真空ポンプ。
17世紀にフランスの発明家が開発した真空ポンプをモデルにしたと言われています。
ラカーユはポンプ座の他にも、南半球の星空に新しい星座をつくり、星座名には当時の発明品や珍しい生き物の名前を付けました。
こうして未開拓だった南天の宙に14の星座が生まれ、ポンプ座はその1つとして今も輝いています。
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