ろくぶんぎ座のモチーフとなったのは、天体観測や航法で使う「六分儀(ろくぶんぎ)」という道具。17世紀にポーランドの天文学者ヘヴェリウスによってつくられた星座です。
ヘヴェリウスの自宅が火災にあい、その時に焼失した六分儀を偲んで名付けたのではないかと言われています。
持ち主に愛された道具が記念となって今も宙で輝いている星座です。
ろくぶんぎ座を探すときは、同じ春の星座であるしし座からスタートしてみましょう。
しし座の一等星レグルスから少し目をおろして、逆L字型の3つの星の並びを探します。
ただ、ろくぶんぎ座には明るい星がないため、とても星が綺麗な宙でも、かろうじて見えるくらい。
星座早見盤をたよりに探すと見つけやすいかもしれません。
天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの光学機器メーカー。「星を見せる会社」になるというビジョンのもと、製品の製造・販売にとどまらず、「宙ガール」「スターパーティ」などのライフスタイルを提唱しています。