2025年の4月下旬から5月上旬にかけて、夜明け前の東の低い空で、明けの明星・金星と土星がゆっくりと寄り添うように接近します。最も近づくのは4月29日ごろ。前後数日間は双眼鏡で一緒に眺めることができます。
星たちは、朝焼けが始まる少し前、太陽が昇る60分ほど前の低い空に現れます。金星はひときわ明るく、肉眼でもすぐに見つけられますが、やや控えめな土星の姿を見つけるには、双眼鏡があると安心です。
東の空がひらけた場所で、早起きした朝に、春の終わりと初夏の気配を感じながら、星たちの静かな逢瀬を見守ってみてはいかがでしょうか。
天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの光学機器メーカー。「星を見せる会社」になるというビジョンのもと、製品の製造・販売にとどまらず、「宙ガール」「スターパーティ」などのライフスタイルを提唱しています。