今日は日本人が初めて宇宙に行った日です。
日本人で初めて宇宙飛行を体験したのは、毛利宇宙飛行士だと認識している方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、最初に宇宙へ飛び立ったのは当時47歳のジャーナリストである秋山 豊寛さんでした。

テレビ局の創立40周年事業で宇宙にジャーナリストを送る「宇宙特派員計画」が企画され、テレビ局がソ連(現ロシア)政府と契約を取り交わしたことで、旧ソ連の「ミール宇宙ステーション」に日本の民間人が滞在を許されたのです。
1990年の今日、ソユーズ宇宙船「TM-11」で宇宙に向かった秋山さんは、どんな気分だったのでしょうか。
1989年10月からモスクワ近郊のガガーリン記念宇宙飛行士センターで訓練を受け、打ち上げ前日に国家審査委員会からソビエト連邦第3級宇宙飛行士の承認を受けたとはいえ、その緊張は計り知れません。

宇宙で初めてのコメントを求められた第一声が「これ、本番ですか?」だったことに、報道人らしさが感じられます。
宇宙でのニホンアマガエルの生態観察や、本人が被験者となった睡眠実験など、秋山さんの様々な活動はテレビ番組で放送されました。
そしてミール宇宙ステーション滞在中に生中継を行うなど、8日間に渡る宇宙生活で、宇宙開発のリアルな様子を広く紹介しました。
帰還した直後にマイクを向けられ、「お酒が飲みたい。タバコが吸いたい」と話した秋山さん。
その率直さに、この先民間人が宇宙へ行って帰ってきた時、どんなコメントをするのだろう、自分だったら何て言うのだろう、と想像がかきたてられますね。

