母の日ははのひ

暦とならわし 2020.05.10

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こんにちは、こんばんは。

くりたまきです。

初夏の気配、新緑がまぶしい時期ですね。おでかけしたいところですが、今は辛抱のとき。外出を自粛しお家で過ごす日々が続いているのではないでしょうか。こんな時期だからこそ、家族とゆっくり過ごしたり、離れていても電話やメールの連絡が多くなったりしている方も多いはず。

今日は「母の日」です。
ある母娘から生まれたこの祝日についてお届けします。

「母の日」が誕生したのは1908年、アメリカでのこと。女性の社会活動家アン・ジャーヴィスの娘アンナが、亡くなった母親を偲ぶ会を教会で開き、母の好きだった白いカーネーションを参加者に配ったのです。

その後、アンナの働きかけもあり、母の日は多くの市や州で祝われるようになり、1914年には当時のアメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンが5月の第2日曜日を正式に祝日と定めました。

カーネーションの花の色は当初、亡き母には白、存命の母には赤が用いられていました。日本では母の日が浸透する過程で、赤色が主流になったようです。赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」「純粋な愛」。母の日に贈る色としてふさわしいと考えられていたのでしょう。

花言葉は「母への愛」「純粋な愛」

とはいえ、最初はアンナというひとりの女性が母親の好きな花を贈ったことがきっかけで生まれた祝日です。由来を知って、赤いカーネーションに限らず、母親の好きなものを考えて渡してあげたいと思いました。カーネーションひとつとっても今はピンクやオレンジなど、さまざまな色があります。この時期お花屋さんに並ぶ花の種類もさまざま。バラやガーベラ、スイートピーなどのブーケもよろこばれるのではないでしょうか。

「まだ母の日の準備をしていない」という方も大丈夫。今年は5月の1カ月間を「母の月」にしようとお花屋さんが呼びかけています。母の日に合わせて花を購入する人が生花店に密集する状況を避ける取り組みです。ですから、今からどのお花にしようか考えて、ネットでお花を注文しても間に合います。


花以外にも、わたしはこれまで母親にマグカップやピアス、エプロン、ストールなどをプレゼントしたことがあります。なにを贈ろうかと考える時間は、悩みもしますが楽しいですよね。困ったときは友だちに相談してみると、新しいアイデアが湧いてくるかも。

わたしはプレゼントにメッセージカードや手紙をつけるのが好きです。数行でも気持ちを言葉にすると、相手によろこんでもらえるからです。それだけではありません。緊張感のあるニュースが飛び交い、自由に出歩けない日々……そんな今、大切な人を想って手紙を書く時間は、自分自身にとっても癒しになります。

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栗田真希

ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。

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