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夏祭り・浴衣

暦とならわし 2020.07.15

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おはようございます、こんにちは、梅雨明けが待ち遠しいエッセイストの藤田華子です。

子どものころ、駅や街の掲示板に貼られる夏祭りのポスターが大好きでした。もうすぐ、あの日がやってくるという高揚感。
夏祭りがある日は、何もかもが特別でした。友達と夜に会うこと、ほんのりタンスの匂いがする浴衣を着付けてもらうこと、香ばしい焼きそばを頬張ったり、つややかに輝くりんご飴に見惚れたり。誰もがごきげんで、この日が“ハレの日”であることを幼いながら感じたものです。

「まつり」という言葉は、神を”祀る”こと、またはその儀式を指します。
古来より日本人は、人間の力の及ばない自然そのものを神として崇めながら暮らしてきました。四季がはっきりしている日本らしく、季節によって祭りの意味は異なります。春は田植えにちなんで「豊作祈願」、秋はお米の収穫を祝う「感謝祭」、そして冬は1年の感謝と来年の健康を祈願するそう。

では夏祭りにはどんな願いを込めたのでしょう。農村部では、夏の暑さのなか長い農作業による疲れを癒し、健康と豊作を願うために夏祭りを行いました。都市部では疫病退散を祈願する「夏越(なごし)の祓(はらえ)」や、祖先の霊を慰める「魂祭(たままつり)」としてお盆の行事が開催されたそうです。

改めて1年を通し、私たちが「無事に生活するための願い」が込められていること、そしてその想いは時を超えて令和のいまも受け継がれていることがわかります。

とはいえ、イベントの開催が難しい今年の夏。少しでも夏のお祭り気分を味わいたい、はしゃぎたいという方へご提案。お祭りがない日でもたまには、浴衣を着て過ごしてみてはいかがでしょう。

浴衣の原型は平安時代。当時は大人数でお風呂に入ることが多かったので、浴衣は入浴時に着用するものだったと言われています。 安土桃山時代になると、現代のパジャマのようにお風呂上がりの着物として使われるようになり、江戸時代に民衆に広まっていったそうです。
ルーツを辿ると、もともと普段着だった浴衣。最初は帯の苦しさや歩きにくさに慣れないこともあるかもしれませんが、私も夏の休日は浴衣を着て過ごすのが好きで数年前から実践しています。ひとたび慣れれば背筋が伸び、近所のお散歩も、ベランダにかけた風鈴の音色も、また楽しいものになりますよ。

ちなみに今年チャレンジしてみたいのは、浴衣を着て「祭」を使った俳句を考えてみること。祭は、俳句の世界では夏の季語。調べてみると、平安時代、京都で行われた賀茂神社の葵祭が盛大な国家行事で、これを「祭り」と総称したことから夏の季語となったと伝えられます。ちなみに「春祭」「秋祭」はありますが、「冬祭」という季語はないそうです。

私たちがそれぞれの場所で過ごすことも、「疫病退散」という夏祭りの願いを叶えるひとつの方法です。浴衣を着てみたり、盆踊りの音頭をBGMにしてみたり。思い思いの「夏祭り」をお楽しみください。

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藤田華子

ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。

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