こんにちは。漁師をしている三浦尚子です。今日はヒラメについてのお話です。
ヒラメは代表的な白身魚のひとつ。北海道から九州まで広く生息しており、漁獲量は青森県が1番。青森県では「青森天然ひらめ」と名付けたブランドがあり、青森県の県魚としても認定されています。

ヒラメは平べったくてのっぺりとした体つきをしていて、姿がカレイとよく似ています。両方ともパッと見た感じだと見分けがつきづらいのですが、「左ヒラメに右カレイ」という言葉があります。お腹を手前にして置いたときに、頭が左に向くのがヒラメ、右に向くのがカレイ。見分け方に迷ったら、この言葉を思い出すといいかもしれません。
見た目はよく似ている魚たちですが、性格の特徴は真逆です。実はヒラメは獰猛で、餌となる魚や甲殻類たちがくると飛びかかります。口が大きく、鋭い歯が並んでいます。
一方で、カレイはおとなしく、動き回りながらイソメやゴカイなどを食べています。おちょぼ口で、上あごにしか歯はありません。

目が片側に寄っていることで「異体類」と呼ばれ、脊椎動物の中では左右非対称な生き物とされています。生まれてから2週間くらいまでは他の魚と同じように体の両側に目があるのですが、徐々に目が移動し、2センチくらいになる頃には完全に目が片側に寄っていくそうです。どんな風に目が寄っていくのか、成長過程を観察してみたい気持ちになります。

以前、青森を訪れたとき、友達と一緒に海鮮ごはんを食べに行くことに。新年早々だったこともあって、なかなか開いているお店が見つかりませんでしたが、ここはありそうだなと思ってたどり着いたのが「八食センター」。その中にあったお寿司屋さんで遅めのランチをしたときに、鮮度の高いヒラメを食べました。
白身魚だから単純にさらっと食べられる、というわけではなく、噛むごとに口の中で甘みが広がっていきます。もっと食べたい気持ちはあれど、お寿司なので一口。青森ではヒラメの漬け丼が有名らしく、次は漬け丼を食べよう!という気持ちになって、岩手に帰りました。

次に青森に行けるのはいつになるかまだわからないけど、みなさんも青森に行った際はぜひ「ヒラメ」を食べていただけたらうれしいです。

三浦尚子
漁師・ライター
神奈川県出身、岩手県在住。春が好き。ほっとする暖かさと、生き物が活発に芽吹いていく空気が心地よく感じます。趣味はカメラとおいしいごはんを食べること。夜明け頃の海が好きで、ときどき海の写真を撮っています。
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