おはようございます、こんにちは。編集者の藤田華子です。
連休いかがお過ごしですか?
今日、5月4日は「みどりの日」。昭和天皇の誕生日に由来して制定された祝日です。
でも、なぜ昭和天皇の誕生日が「みどり」なのでしょう…?子どものころ「ピンクの日、青の日があってもいいのに!」と疑問を抱いていた方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね(私がそうでした笑)
そこで今日は「みどりの日」を深掘りしていけたらと思います。

実は「みどりの日」が5月4日になったのは2007年から。2006年までは4月29日でした。
1989年1月7日に昭和天皇が崩御されたことに伴い、天皇誕生日として祝日になっていた4月29日は、平成に入り「みどりの日」と名前が新しくなりました。
※「天皇誕生日」の歴史はこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ。

では、なぜピンクでも青でもなく「みどり」なのか。
それは昭和天皇が幼少期から、昆虫や海洋生物など、生物の研究に深くご興味を持たれていたからなんです。お忙しいなか余暇をみては研究に打ち込み、特に変形菌類や植物、ヒドロ虫類についての分類学研究で生物学の発展に貢献されたそう。何冊もご著書も残され、総数6万点超の標本コレクションは、多くが国立科学博物館で管理されています。
こうして、みどりの日は自然に親しみ、感謝し、ひいては豊かな心を育むことを目的に制定されました。ちなみに、もともとみどりの日であった4月29日は、2007年から「昭和の日」と名称が変わりました。

昭和の日は、痛ましい戦争に、人々のパワーが漲る復興、歴史に残る東京オリンピックなど、激動の時代であった昭和の時代を顧みて、国の未来に想いを馳せるための祝日です。悲惨な出来事は繰り返さないという意思を新たにし、いまに感謝する想いを将来につなぐーーそう思うと、5月3日・憲法記念日、5月4日・みどりの日、5月5日・こどもの日…どれも身近なものに感謝して、健やかな精神を回復させるための期間のようにも思えますね。
この時期、那須の実家に帰ると、木々は芽吹き、鮮やかな緑が眩しく目に飛び込んできます。田植えの準備で水を張った水面の青とあいまって、なんとも言えない爽やかな景色に。

深く深呼吸をすると、自然と自分の境界線が曖昧になる感覚があり、多幸感でいっぱいになります。この平和が続きますように、世界に平和が訪れますように、そんな祈りが胸にわいてきます。
残りわずかの連休を、みなさん素敵にお過ごしください。


藤田華子
ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。
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