本で読む「手づくり二十四節気」

この記事を
シェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

人気連載「手づくり二十四節気」が本になりました

イラストレーター・エッセイストの平野恵理子さんによる人気連載「手づくり二十四節気」が本になりました。立春から始まり、大寒で締め括られる二十四節気に沿って、それぞれの季節に合った「手づくりできる、いいもの」をご紹介します。平野さんならではの、ほっとするかわいいイラストとともにゆるりと暦のうつろいをお楽しみください。

『手づくり二十四節気』

2021年の立春から暦生活のサイトでお書きいただいている、イラストレーター・エッセイストの平野恵理子さんの人気連載「手づくり二十四節気」を一冊の本にまとめました。

ゆるりと楽しむ、暦のうつろい。
手づくりのもので季節をあじわう、平野流、心豊かな暮らしのアイデアが満載。

手触りの良い、優しい印象の紙が使われています。平野さんのかわいいイラストがところどころで見られ、水彩のタッチに心あたたまりますね。

日々、気負わずに暦とともに暮らせるといいですね。本書では、立春から大寒までの二十四節気ごとに、その季節や節目にあったものを手づくりするご提案をいたします。(「はじめに」より一部引用)

気負わずに、気軽に暦を楽しんでみましょう。

二十四節気ごとに各章が分かれているので、好きなところから読み進めていただけます。立春から順番に読んでいくと、一年を巡る物語に。今の季節に合わせて読むと、より深く季節を味わえます。

平野さんならではのユーモアも交えながら、ゆるやかに流れる時間を感じることができます。

二十四節気の扉イラストは色彩が美しくて、見惚れてしまいます。

アジサイの花のおまじないは、暦生活のサイトで配信したときもとても人気がありました。「絶対にこういう形」という決まりはないので、梅雨の時期にぜひお楽しみください。

シンプルな構成ですが、美しい日本の季節が感じられる仕上がりになっています。ごはんのイラスト、本当に美味しそうです。

冬の空のグラデーション。
ちょっぴり感じる「切なさ」が、日本の季節をより美しいものにしてくれています。

余白のとりかたやフォントなど、細部まで丁寧に作られている印象でした。本棚に置いておきたいなあ、と思う美しい本です。

暦とともに暮らし、丁寧に季節を感じ取っている平野さん。決して無理はせず、自分のペースで、ゆるりと。平野さんの穏やかな人柄が伝わる、とても素敵な本です。

『手づくり二十四節気』

著者:平野恵理子
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
ページ数:160ページ
定価:1,760円(税160円)

こちらの本はネットストア「暦生活のお店」でご購入いただけます。ぜひ本棚に加えていただけると嬉しいです。

暦生活の読み物

ご紹介した本の著者である平野恵理子さんの読み物は、暦生活からご覧いただけます。

平野恵理子 ひらのえりこ

イラストレーター、エッセイスト
1961年静岡県生まれ。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『歳時記おしながき』『こんな、季節の味ばなし』ほか多数。好きな季節は、季節の変わり目。現在は八ヶ岳南麓在住。

暦生活の本。

『まいにち暦生活』『365日にっぽんのいろ図鑑』

暦生活が、本になりました。『まいにち暦生活 日本の暮らしを楽しむ365のコツ』『365日にっぽんのいろ図鑑』。日本の季節や旬のものが身近になり、楽しみが広がるような2冊です。

『366日の旬のもの図鑑』

暦生活の三冊目の本『日本を味わう 366日の旬のもの図鑑』。旬のもの、季節の食をテーマにしています。写真やレシピとともに毎日ご紹介します。

おすすめの本。

『まいにち漢方』『草の辞典』

暦生活でも連載いただいている国際中医専門員・漢方専門家の櫻井大典さんの本『まいにち漢方』と、俳人の森乃おとさんの本『草の辞典』です。自分を大切にしたり、散歩が楽しくなったりと生活にうれしいきっかけをつくってくれる2冊です。

『染司よしおか・色の辞典』

暦生活でも連載いただいている染織家・染司よしおか6代目の吉岡更紗さんの本『染司よしおか・色の辞典』です。お父様である先代・故吉岡幸雄さんが書かれた本3冊で、吉岡更紗さんから本へのコメントもいただきました。日本の色や歴史、文化に興味のある方にとてもおすすめです。

『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『草木愛しや、花の折々』

暦生活でも連載いただいている平野恵理子さんの本『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『草木愛しや、花の折々』をご紹介します。八ケ岳麓の小さな家で暮らす日常から生まれたエッセイ、生活を楽しむヒントがたくさん詰まった2冊です。

『街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑』『ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方食材帖』

暦生活でも連載いただいている柴田佳秀さんの本『街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑』と、櫻井大典さんの本『ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方食材帖』をご紹介します。野鳥と漢方、一見どちらも専門性が高く難しそうな分野ですが、はじめての方でもやさしく読み解ける2冊です。

この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

  • instagram
  • facebook
  • note

暦生活