こんにちは。星空案内人の木原です。
今夜、ふたご座流星群の見頃を迎えます。日本で毎年安定して流星を見ることができる三大流星群のひとつが今回のふたご座流星群です。夜は昼間に比べて一段と寒いので、この時期の流星群鑑賞の無理は禁物。暖かい恰好に、ブランケットや毛布も用意して、さらに体の中から温まる飲み物もあると良いと思います。ぽかぽかしすぎてうっかり眠ってしまわないように、眠くなったら無理せず室内でお休みしましょう。明日も仕事や学校がある人は、自分のペースで楽しんでくださいね。

今回のふたご座流星群は、22時頃がピークと言われています。夜半を過ぎると月が宙高く上がってきて、明るく照らしてしまうので、真夜中を超える前までくらいを目安に見るのがちょうどよさそうです。
1つでも多くの流星を見るなら寝転がって宙全体を眺めることがおすすめ。流れ星は自由気ままに宙全体を飛び交うので、必ずこの方向に見えるというのがありません。1個でも多く見られるように、流星群を見るならスマホはしまって、できるだけ街明かりがない場所で観察しましょう。

明るい光は流れ星の輝きを目で捉えることの大敵です。人間の目は、暗いところから明るいところへの変化の適応は得意なのですが、その逆の明るいところから暗いところへの変化に合わせるのは苦手。せっかく夜空の暗さに慣れた目で、一瞬でもスマホの光を見てしまうと、また暗さに慣れていない目に戻ってしまいます。数分待たないと暗さに慣れた星を見る目になりません。友達とのメッセージが気になるところですが・・・ぐっと抑えて、ちょっとの時間だけデバイスフリーのひとときも楽しんでみませんか。

流星群と言えば、流れ星にお願いことをする絶好のタイミングではないでしょうか。普段も流れ星は宙で流れてはいるのですが、流星群の時ほど多く見られることはほとんどありません。今夜の流星群に備えて願い事を唱える練習もしておくとよいかもしれませんが、流れ星が宙を通過する速度は1秒に満たないほど早いものばかりです。しかも、突然やってくるので「あ!流れた!」と感動しているうちに姿を消していることもしばしば。願い事を言えた、言えないと一喜一憂するのも流星群の日の醍醐味です。

仲間と一喜一憂しながら、ひとりで温かい飲み物を飲みながら、流星群の楽しみ方は人それぞれ。今夜のふたご座流星群が、みなさんにとって素敵な冬の日の思い出になりますように。

木原美智子
星空案内人
広島県出身。瀬戸内の宙を見て育ちました。好きな季節は、コスモスが咲き、凜とした空気が漂う秋。宙を見上げるのが好きなので、星だけじゃなく宙にあるもの、宙に関わる文化に興味があります。ペンギンと野球も好き。
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