2月のいろ #にっぽんのいろ

この記事を
シェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

日本の自然や文化から生まれた美しい伝統色。周りを見渡せば、いろいろな場所に日本の色を見つけることができます。このページでは、Twitterで毎日配信している「にっぽんのいろ」を、月ごとにまとめました。心落ち着く色や、元気が出る色、優しい色、自分に似合う色。ぜひお気に入りの「にっぽんのいろ」を見つけてみてください。

利休鼠(りきゅうねず)
緑色がかった灰色。
名前の由来は諸説あり、「地味で控えめな色なので、侘びた色として、侘茶(わびちゃ)を追求した千利休(せんのりきゅう)を連想した。」などの説があります。

砥粉色
少し灰色がかった薄茶色です。
砥石を切り出したときに出る粉、刃物を砥石で研いだ際に出る粉、黄土を焼いて粉にしたものを砥粉と呼び、砥粉色とはその色を指します。

紅梅色(こうばいいろ)
「春告草(はるつげくさ)」という別名を持つ梅。昔から、梅は長く厳しい冬を乗り越えた証の花として愛されてきました。

若草色(わかくさいろ)
若草色とは、冬の寒さに耐え、大地に芽生えた若草の色。新しい季節の希望に満ちた美しい色ですね♪

臙脂色(えんじいろ)
濃く深い紅色です。中国の古代国家「燕(えん)」に由来する色とされています。化学染料が登場する明治時代に、「臙脂色」は一般的に広がりました。

白梅色(しらうめいろ)
ほんのりと紅みを帯びた白梅の色です。やさしく落ち着いた印象を与える素敵な色ですね。

藍白(あいじろ)
少し緑がかった、とても淡い青色です。数ある藍染めの中でも、もっとも薄い色のひとつ。
何だか優しい気持ちになれる、素敵な色ですね。

鶯色(うぐいすいろ)
美しい声で春の訪れを教えてくれるうぐいす。「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれる、うぐいすの羽に似た美しい黄緑色です。

玉子色(たまごいろ)
玉子の黄身のような黄色。庶民が玉子を手に入れられるようになった江戸時代に生まれた色名です。

萌黄色(もえぎいろ)
春に芽吹く若葉のような爽やかな緑色です。昔から、芽生える命の喜びを感じさせる色として愛され、若さの象徴ともとらえられてきました。

小町鼠(こまちねず)
上品で優しい色。江戸時代に流行した鼠色のひとつ。名前に「小町」と付けることで、若者向けの美しい色として売り出されました。

新橋色(しんばしいろ)
明治になり、海外から化学染料が入ってくると、それまでの伝統色にはなかった鮮やかな発色の色が生み出されました。いち早く取り入れたのは、新橋の芸者たち。

薄香(うすこう)
「丁子(ちょうじ)」という香りのある木で染めた淡く渋い橙色。丁子は当時は輸入品で、とても高価なものでした。丁子で染めると、いい香りが残るそうです。

樺色(かばいろ)
桜の幹のような濃い茶色です。「樺」とは、ヤマザクラの一種であるカバザクラの樹皮を差します。桜色と対をなすような、何だか生命力に満ちあふれた色ですね。

浅緑(あさみどり)
春に芽吹き始める新緑の色。若いエネルギーに溢れた、みずみずしい素敵な色ですね。

今様色(いまよういろ)
平安時代に流行した色で、その色味には諸説あります。名前にもなっている「今様」とは「現在流行している」という意味です。

山葵色(わさびいろ)
お刺身やお蕎麦に欠かせない、日本原産の野菜である山葵。ワサビが庶民に普及したのは江戸時代の初期から。すりおろした瑞々しいワサビのような、美しい色です。

猩々緋(しょうじょうひ)
「猩々」とは、中国の空想上の生き物で、猿のような姿をしています。猩々の血は濃い赤色とされ、インドでは染め物の染料として使われていると信じられていました。

鬱金色(うこんいろ)
少し赤みを帯びた黄色です。鬱金は熱帯アジア原産の多年草で、肥大した根茎が染料となります。古くから、薬用や香辛料として用いられました。

桑色(くわいろ)
生糸を作り、古くから日本人を支えてきてくれた蚕(かいこ)のエサになるのが、桑の葉です。その桑の樹皮や根は染料として利用され、温かみのある茶褐色を生み出します。

莟紅梅(つぼみこうばい)
花の色よりも濃く鮮やかな莟の色。力強さと繊細さを感じさせてくれる美しい色ですね。

黄柳(きやなぎ)
「柳」と付く色は、平安時代から数多く作られました。この黄柳は、初春につける花の色を表現しました。どこかやわらかく、ふんわりとした色ですね。

緑色(みどりいろ)
緑は『日本書紀』に書かれるほど、古くからある色名です。あらゆる植物の力強さを感じさせてくれる、瑞々しい生命力にあふれた色です。

草色(くさいろ)
草の色に用いられる、少し黒みのある黄緑色。春が深まるにつれ、この草色をいたるところで目にすることになります。自然の静かなエネルギーを感じられる、豊かな色です。

練色(ねりいろ)
淡い黄みがかった美しい白。
生糸を手で練り上げやわらかくし、光沢を出した絹糸が「練糸」と呼ばれ、「練色」はこの絹糸にちなんだ色名です。

抹茶色(まっちゃいろ)
茶道は千利休によって安土桃山時代に完成され、江戸時代には「茶の湯」として庶民にも浸透し、「抹茶色」も誕生しました。

鴇色(ときいろ)
日本を象徴する大切な鴇の羽の色です。淡く可愛らしいピンク色は、昔から若い女性に好まれてきました。

二藍(ふたあい)
藍で染めた上に、紅花で染め重ねた色。面白いのは、着る人の年齢によって藍と紅の割合が変わったこと。若いほど紅を強く、壮年ほど藍が強くなりました。平安文学でよく見られる、平安時代の人気色でした。

この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

  • instagram
  • facebook
  • note

暦生活

関連する記事