七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。


「夏至(げし)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
夏至(げし) 6/21〜7/6頃
<七十二候>
・乃東枯(なつかれくさかるる) 6/21〜6/25頃|トマトの半熟卵とじ
・菖蒲華(あやめはなさく) 6/26〜6/30頃| 塩もみきゅうり
・半夏生(はんげしょうず) 7/1〜7/6頃| タコの揚げない塩から揚げ

乃東枯(なつかれくさかるる) 6/21〜6/25頃|トマトの半熟卵とじ

冬至の頃に芽を出した「靫草(うつぼぐさ)」が枯れていく頃。色鮮やかな夏の花が開花するという時期に、枯れていく花に思いを寄せた、古人の優しさを感じる言葉です。
この時期に旬を迎えるのは「トマト」。数多くの品種がある、果実のような緑黄色野菜です。ここでは、旬のレシピ「トマトの半熟卵とじ」をご紹介します。
トマトの半熟卵とじ


<材料>(2人前)
ミニトマト(15個)
卵(2個)
塩(小さじ1)
オリーブオイル(大さじ2)
※ミニトマトの選び方
きれいな丸で重みを感じるものを選びましょう。また、お尻からヘタに放射線状に筋がたくさん見えるものの方が糖度が高くて甘いトマトです。
<作り方>
1.トマトを半分に切り、卵は塩を入れて溶きほぐしておきます。
2.オリーブオイルを引き、トマトを強火で2~3分炒めます。
3.トマトがしんなりしてきたら、卵を入れて空気を含ませるように混ぜます。
4.完全に固まる前のとろとろの状態で火を消して完成。お好みでネギやかいわれを飾ってお召し上がりください。
菖蒲華(あやめはなさく) 6/26〜6/30頃| 塩もみきゅうり

アヤメが花を咲かせる頃。アヤメが咲くと、梅雨到来といわれていました。アヤメ、ハナショウブ、カキツバタはよく似ており、非常に見分けがつきにくいです。
この時期に旬を迎えるのは「きゅうり」。カリウムを多く含み、身体を冷ます作用があると言われています。ここでは、旬のレシピ「塩もみきゅうり」をご紹介します。
塩もみきゅうり


<材料>(2人前)
きゅうり(2本)
塩(小さじ2)
<作り方>
1.きゅうりを薄切りにします。
2.塩を振りかけしんなりしてきたら、水分をぎゅっと絞って盛り付けます。
※塩は下味になっているため、洗い流さずそのまま食べられます。
3.お好みでオリーブオイルやごま、桜エビをかけてお召し上がりください。
半夏生(はんげしょうず) 7/1〜7/6頃| タコの揚げない塩から揚げ

半夏(からすびじゃく)が生える頃であり、半夏生の名をもつ草の葉が白く染まる頃。農事の節目ともされており、田植えを終わらせる頃です。
この時期に旬を迎えるのは「タコ」。旨みの素を豊富に含む、低脂肪高たんぱくの美健食材です。ここでは、旬のレシピ「タコの揚げない塩から揚げ」をご紹介します。
タコの揚げない塩から揚げ


<材料>(2人前)
タコ(茹でたもの/150g)
塩(小さじ1)
片栗粉(適量)
こしょう(適量)
オリーブオイル(大さじ3)
<作り方>
1.タコを一口大のぶつ切りにし塩小さじ1をまぶして5分以上おきます。
2.水気を切り、片栗粉をまぶしてオリーブオイルで焼き色がつくまで触らず熱します。
3.裏返して全体に焼き色がつくまで焼きます。
4.お好みで追い塩とこしょうを振りかけて食べてください。
塩づかいのコツ

1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」

四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。


素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。

福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ
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暦生活編集部
日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。