七十二候のレシピ帖|穀雨|Coyori×暦生活

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七十二候のレシピ帖とは?

" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。

Coyoriさんは、「za you zen 四季の塩」を扱っています。最後にご紹介しているので、よければレシピと一緒にお楽しみください。

「穀雨(こくう)」の七十二候レシピ

<二十四節気>
穀雨(こくう) 4/20〜5/4 頃

<七十二候>
・葭始生(あしはじめてしょうず) 4/20〜4/24頃|こごみのお浸し
・霜止出苗(しもやんでなえいづる)4/25〜4/29頃|さやえんどうの豆ごはん
・牡丹華(ぼたんはなさく) 4/30〜5/4頃| 新茶の出がらしで作るふりかけ

穀雨は、地上にあるたくさんの穀物に、たっぷりと水分と栄養がため込まれ、元気に育つよう、天からの贈り物でもある恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。

葭始生(あしはじめてしょうず) 4/20〜4/24頃|こごみのお浸し

水辺の葭が芽吹き始め、山の植物、野の植物が緑一色に輝き始める頃。葭は、最終的にすだれや屋根などに形を変え、人々の生活を手助けしてくれます。
この時期に旬を迎えるのは「 こごみ」。人が前かがみに縮こまっている様子から命名されたβカロチン豊富な山菜です。ここでは、旬のレシピ「こごみのお浸し」をご紹介します。

こごみのお浸し

こごみのお浸し

<材料>(2人前)

こごみ(1パック)
塩(3つまみ)
鰹節(少々)

<作り方>

1. 塩をひとつまみ入れたお湯で、こごみを2分茹でます。
2. 茹でたら冷水にさらして水を切ります。
3. ②に塩ふたつまみと鰹節をかけて完成。お好みで追い塩をするとより美味しくいただけます。

霜止出苗(しもやんでなえいづる) 4/25〜4/29頃|さやえんどうの豆ごはん

暖かくなり、霜も降らなくなり、苗がすくすくと育つ頃。田植えの準備が始まり、活気にあふれている農家の様子が連想できる言葉です。
この時期に旬を迎えるのは「 さやえんどう」。歯ざわりがよく、ほのかな甘味がある鞘ごと食べれます。ここでは、旬のレシピ「さやえんどうの豆ごはん」をご紹介します。

さやえんどうの豆ごはん

さやえんどうの豆ごはん

<材料>(2人前)

米(2合)
水(2合分)
さやえんどうの豆(1/2カップ)
昆布(1枚)
塩(小さじ1)
酒(大さじ1)

※さやえんどうの選び方
さやの緑色が鮮やかで、先端のひげが白っぽくてピンと伸びているものを。また、ツヤとハリがあって豆がでこぼこと張り出していないものがおすすめです。

<作り方>

1.米を研ぎ、さやえんどうは洗ってさやから豆を取り出します。
2.土鍋に材料を全て入れ、かき混ぜたら炊きます。
3.炊きあがって優しい塩味がしたら完成。

牡丹華(ぼたんはなさく) 4/30〜5/4頃| 新茶の出がらしで作るふりかけ

百花の王である牡丹が開花し始める頃。美しく、存在感があり堂々としている牡丹。中国では、国の代表花として牡丹があげられ、数え切れないほどの逸話や美術に登場します。
この時期に旬を迎えるのは「 新茶」。この時期に摘まれた一番茶を飲むと、1年間無病息災で過ごせると言われています。ここでは、旬のレシピ「新茶の出がらしで作るふりかけ」をご紹介します。

新茶の出がらしで作るふりかけ

新茶の出がらしで作るふりかけ

<材料>(2人前)

緑茶葉(適量)
ちりめんじゃこ(適量)
ごま油(適量)
塩(ふたつまみ)

<作り方>

1.出がらしの緑茶葉とちりめんじゃこをごま油で炒めます。
2.香ばしい香りがしたら塩をふたつまみ加えて完成。

塩づかいのコツ

1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。

2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。

3. 塩の量は手で感覚をつかんで。 ・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ ・小さじ1…100円玉大 ・大さじ1…ピンポン玉大

日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」

四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。

Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。

素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。

福岡麻利子 ふくおかまりこ

イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ

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暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

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