七十二候のレシピ帖|立夏|Coyori×暦生活

この記事を
シェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

七十二候のレシピ帖とは?

" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。

Coyoriさんは、「za you zen 四季の塩」を扱っています。最後にご紹介しているので、よければレシピと一緒にお楽しみください。

「立夏(りっか)」の七十二候レシピ

<二十四節気>
立夏(りっか) 5/5〜5/19 頃

<七十二候>
・蛙始鳴(かわずはじめてなく) 5/5〜5/9頃|柏の葉の塩ちまき
・蚯蚓出(みみずいづる) 5/10〜5/14頃|焼き空豆の夏塩かけ
・竹笋生(たけのこしょうず) 5/15〜5/19頃| 塩と昆布のたけのこご飯

立夏とは、夏の始まりの時期です。さわやかな青空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎます。一年のうちで、もっとも過ごしやすい季節です。

蛙始鳴(かわずはじめてなく) 5/5〜5/9頃|柏の葉の塩ちまき

春先に冬眠から目覚めた蛙がウォーミングアップを終え、元気に活動し始める頃。オスの蛙の鳴き声は、メスの蛙を恋しがって鳴く声だともいわれています。
この時期に旬を迎えるのは「柏」。もち米などと一緒に蒸すことで、すがすがしい香りが餅に移ります。ここでは、旬のレシピ「柏の葉の塩ちまき」をご紹介します。

柏の葉の塩ちまき

柏の葉の塩ちまき

<材料>(2人前)

柏の葉(5,6枚)
もち米(1カップ)
鶏もも肉(80g)
塩(ひとつまみ)
酒(小さじ1)
長ネギ(1/2本)
生姜(1片)
ごま油(小さじ2)
水(200mL)

<作り方>

1. もち米は洗って30分ほど水に浸けた後、水気をよく切ります。鶏もも肉は1cm角に切り、塩と酒をもみ込みます。長ネギと生姜はみじん切りにします。
2. ごま油で生姜と鶏もも肉を炒めます。鶏もも肉の色が変わったら長ネギを加えてさらに炒めます。
3. もち米を加えてさらに炒め、全体に少し透明感が出たら水を加えて水分がほぼなくなるまで煮詰めます。
4. 洗って水気をぬぐった柏の葉に③をちまき型に包み、電子レンジ500wで3分、裏返してさらに3分加熱し、その後5分蒸らしてください。

蚯蚓出(みみずいづる) 5/10〜5/14頃|焼き空豆の夏塩かけ

冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家です。
この時期に旬を迎えるのは「空豆」。ずっしりと重く、ほくほく甘い豆感が魅力です。ここでは、旬のレシピ「焼き空豆の夏塩かけ」をご紹介します。

焼き空豆の夏塩かけ

焼き空豆の夏塩かけ

<材料>(2人前)

空豆(5,6個)
オリーブオイル(適量)
塩(ひとつまみ)

※空豆の選び方
空豆は濃い緑色で、表面のうぶ毛がとれていないものが新鮮です。また、さやに豆の形がしっかりと見え、筋の部分が茶色く変色していないものを選びましょう。

<作り方>

1. 軽くオリーブオイルを引いたフライパンに洗った空豆を重ならないように並べます。
2. 強めの中火で4~5分、少し焦げ目がつくくらい焼きます。
3. 裏返して弱火で3~4分焼き、食べる前に塩をかけてお召し上がりください。

竹笋生(たけのこしょうず) 5/15〜5/19頃| 塩と昆布のたけのこご飯

たけのこがひょっこり顔を出す頃。伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。種類によって収穫期は異なるので、三月から六月頃まで収穫できます。
この時期に旬を迎えるのは「たけのこ」。シャキシャキとした食感に、ほどよい苦味と独特の風味が特徴です。ここでは、旬のレシピ「塩と昆布のたけのこご飯」をご紹介します。

塩と昆布のたけのこご飯

塩と昆布のたけのこご飯

<材料>(2人前)

たけのこの水煮(120g)
米(2合)
水(2合分)
昆布(5cm)
酒(大さじ2)
みりん(大さじ1)
塩(小さじ1~1と1/2)
お好みで鰹節(適量)

<作り方>

1. たけのこは薄切りにします。
2. 炊飯器にたけのこ、米、水、昆布、調味料を入れて炊きます。
3. お好みで鰹節をかけてお召し上がりください。

塩づかいのコツ

1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。

2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。

3. 塩の量は手で感覚をつかんで。 ・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ ・小さじ1…100円玉大 ・大さじ1…ピンポン玉大

日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」

四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。

Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。

素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。

福岡麻利子 ふくおかまりこ

イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ

七十二候のレシピ帖|バックナンバー

この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

  • instagram
  • facebook
  • note

暦生活