七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候(しちじゅうにこう)」ごとに、旬の食材を使ったレシピをご紹介していきます。


「立春(りっしゅん)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
立春(りっしゅん) 2/4〜2/18 頃
<七十二候>
・東風解凍(はるかぜこおりをとく) 2/4〜2/8頃|浅葱のぬた漬け
・黄鶯睍睆(うぐいすなく)2/9〜2/13頃|ホタテの塩グリル
・魚上氷(うおこおりをいずる) 2/14〜2/18頃|苺の塩マリネ

風解凍(はるかぜこおりをとく) 2/4〜2/8頃|浅葱のぬた漬け

暖かい春の風が、冬の間張りつめていた氷を解かし始める頃。いよいよ春の暖かい足音が聞こえ始めてきました。
この時期に旬を迎えるのは「浅葱」。霜が降りると糖度が上がり、やわらかくおいしくなると言われています。ここでは、旬のレシピ「浅葱のぬた漬け」をご紹介します。
浅葱のぬた漬け


<材料>(2人前)
浅葱(3本程度)
ベーコン(40g)
西京味噌(大さじ2)
酢(大さじ2)
砂糖(大さじ2)
酒(大さじ2)
塩(ひとつまみ)
<作り方>
1. 浅葱は根の部分を取り除き、ベーコンは短冊切りに。
2. ①をサッと茹でてお湯を切った後、浅葱を食べやすい大きさに切ります。
3. 調味料を混ぜ合わせておき、最後に②と和えて完成。
※浅葱の選び方
浅葱は葉の先までピンとハリがあるものを選びましょう。鮮度が落ちるほど黄色くなってくるため、緑の色が濃いのも新鮮さの目印になります。
黄鶯睍睆(うぐいすなく)2/9〜2/13頃|ホタテの塩グリル

「ホーホケキョ」と、ウグイスが馴染みのある美しい鳴き声で、春の到来を告げる頃。その年の一番初めに聞くウグイスの声を「初音(はつね)」といいます。
この時期に旬を迎えるのは「ホタテ」。身が厚くなりタンパク質が増え、旨みが濃くなってくる時期です。ここでは、旬のレシピ「ホタテの塩グリル」をご紹介します。
ホタテの塩グリル


<材料>(2人前)
ホタテ(大きめ4個)
ニンニク(1片)
オリーブオイル(適量)
塩(ひとつまみ)
こしょう(適量)
<作り方>
1. ニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルとともにフライパンで火にかけます。
2. ニンニクの香りが立ってきたら、ホタテを入れて両面を焼きながら、塩をふりかけることでホタテの味を引き立てます。
3. お皿に盛ったら、こしょうをかけて完成。
魚上氷(うおこおりをいずる) 2/14〜2/18頃|苺の塩マリネ

春の暖かさで湖や川の氷が割れ、氷下で泳いでいた魚が氷の上に跳ね上がる頃。温かくなった水の中に、ゆらゆら泳ぐ魚の姿がよく見え始めます。
この時期に旬を迎えるのは「苺」。しっかりと熟していて香りもよく、食べ頃を迎えます。ここでは、旬のレシピ「苺の塩マリネ」をご紹介します。
苺の塩マリネ


<材料>(2人前)
苺(8個)
紫玉ねぎ(1/2個)
塩(小さじ2)
オリーブオイル(大さじ1)
酢(大さじ1)
蜂蜜(小さじ1)
こしょう(適量)
<作り方>
1. 紫玉ねぎは薄くスライスして、塩小さじ1をふって軽く混ぜ30分ほどおきます。
2. ①の紫玉ねぎを水にさらしてからしっかり絞り、塩小さじ1、オリーブオイル、酢、蜂蜜と混ぜ合わせ、冷蔵庫に入れて時間をおいて味をなじませます。
3. 食べる前に苺をカットして入れ、仕上げにお好みでこしょうをふって完成。
塩づかいのコツ

1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」

四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。


素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。

福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ
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暦生活編集部
日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。