七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「立秋(りっしゅう)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
立秋(りっしゅう) 8/8〜8/22頃
<七十二候>
・涼風至(すずかぜいたる) 8/7〜8/11頃|いちじくと生ハムのサラダ
・寒蝉鳴(ひぐらしなく) 8/12〜8/16頃| 冬瓜の冷やし塩煮
・蒙霧升降(ふかききりまとう) 8/17〜8/22頃|みょうがときゅうりの塩和え
涼風至(すずかぜいたる) 8/7〜8/11頃|いちじくと生ハムのサラダ
夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめる頃。まぶしく輝いている太陽も日射しを和らげ、夕方に鳴く虫たちの音色も涼しさを演出してくれます。
この時期に旬を迎えるのは「いちじく」。プチプチとした食感は花の部分で、さっぱりした甘みが特徴です。ここでは、旬のレシピ「いちじくと生ハムのサラダ」をご紹介します。
いちじくと生ハムのサラダ
<材料>(2人前)
いちじく(2個)
生ハム(30g程度)
オリーブオイル(小さじ1)・
バルサミコ酢(小さじ1)
塩(ひとつまみ)
※お好みで、乾燥パセリ(適量)
※ いちじくの選び方
いちじくは完熟するとお尻の部分が割れるため、少し割れているものが食べ頃です。割れすぎているものは傷んでいることがあるのでご注意ください。
<作り方>
1.4等分にしたいちじくに、生ハムを乗せます。
2.オリーブオイル、バルサミコ酢、塩を混ぜ合わせ、①にかけます。
3.お好みで乾燥パセリをいろどりに添えて完成。
寒蝉鳴(ひぐらしなく) 8/12〜8/16頃| 冬瓜の冷やし塩煮
夏の終わりを告げるかのように、ヒグラシが鳴いている頃。ヒグラシは日の出前や日没後によく鳴き、終わってしまう夏を惜しんでいるかのように聞こえます。
この時期に旬を迎えるのは「冬瓜」。貯蔵性が高く、冬まで長持ちすることから名付けられました。ここでは、旬のレシピ「 冬瓜の冷やし塩煮」をご紹介します。
冬瓜の冷やし塩煮
<材料>(2人前)
冬瓜(1/8個)
昆布(1枚)
かつお節(2.5g)
みりん(小さじ2)
酒(小さじ2)
塩(小さじ2)
片栗粉(適量)
<作り方>
1.鍋200mL程度の水に昆布とかつお節を入れ、火にかけます。
2.冬瓜を食べやすいサイズに切り、煮立った鍋に、みりん・酒・塩とともに入れ15分ほど煮ます。
3.冬瓜に火が通ったら、昆布を取り出し、水で溶いた片栗粉を入れてとろみがついたら火を止めてください。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、お好みでかつお節を散らして完成。
蒙霧升降(ふかききりまとう) 8/17〜8/22頃|みょうがときゅうりの塩和え
森や水辺に白く深い霧がたちこめる頃。朝夕のひんやりとした心地よい空気の中、深い霧が幻想的な風景をつくりだします。
この時期に旬を迎えるのは「みょうが」。独特の風味と香り、シャキシャキとした食感が楽しい香味野菜です。ここでは、旬のレシピ「 みょうがときゅうりの塩和え」をご紹介します。
みょうがときゅうりの塩和え
<材料>(2人前)
みょうが(1個)
きゅうり(1本)
塩(小さじ1/2)
<作り方>
1.きゅうりを食べやすいサイズに乱切りに、みょうがは細切りにします。
2.きゅうりとみょうがに塩をまぶし、手で全体にもみこみ10分ほど置きます。
3.水気を軽く切って、皿に盛って完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ
七十二候のレシピ帖|バックナンバー
暦生活編集部
日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。