七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「小暑(しょうしょ)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
小暑(しょうしょ) 7/7〜7/22頃
<七十二候>
・温風至(あつかぜいたる) 7/7〜7/11頃|水ナスの塩もみ
・蓮始開(はすはじめてひらく) 7/12〜7/16頃| 塩ずんだの甘酒シェイク
・鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 7/17〜7/22頃| しじみのすまし汁
温風至(あつかぜいたる) 7/7〜7/11頃|水ナスの塩もみ
雲の間から注ぐ陽がだんだんと強くなる頃。 温風とは湿った空気が山を越え、乾いた温かい風となって吹き降ろすフェーン現象のことを表しているとも言われています。
この時期に旬を迎えるのは「水ナス」。灰汁が少なく、生で食べられる夏野菜です。ここでは、旬のレシピ「水ナスの塩もみ」をご紹介します。
水ナスの塩もみ
<材料>(2人前)
水ナス(1本)
塩(小さじ1/2)
※水ナスの選び方
水ナスは、ハリとツヤがあって太さのあるものがおすすめです。持った際に重みがあり中身が詰まった感じのするものを選びましょう。
<作り方>
1.ナスを食べやすい大きさに切ります。
2.切ったナスに塩をまぶして、手で全体に揉みこみ10分ほど置きます。
3.ナスから出た水を切って、皿に盛ったら完成。
蓮始開(はすはじめてひらく) 7/12〜7/16頃| 塩ずんだの甘酒シェイク
蓮がゆっくりと蕾をほどき、花を咲かす頃。 水底から茎を伸ばし、水面に葉を浮かべ、綺麗な花を咲かせる蓮ですが、花が開いてから四日目には散ってしまいます。
この時期に旬を迎えるのは「枝豆」。豆特有の甘みと香りが食欲をそそり、お酒のおつまみにぴったりです。ここでは、旬のレシピ「塩ずんだの甘酒シェイク」をご紹介します。
塩ずんだの甘酒シェイク
<材料>(2人前)
枝豆(冷凍でも可/さや付きで200g、正味100g程度)
水(1L)
塩(30~35g)
甘酒(牛乳でも可/200mL)
バニラアイス(50mL)
氷1個
<作り方>
1.塩の約半分の量を枝豆につけ、塩もみして毛羽を取ります。
2.残りの塩も一緒に鍋に入れて、15分くらい茹でます。
※海水と同じ濃度の3~3.5%の塩分濃度の水で茹でるのがポイント
3.茹でた枝豆をさやから取り出して甘酒、バニラアイス、氷と一緒にミキサーにかけます。
4.最後に塩をひとつまみふりかけて完成。白玉を入れて食べても美味しく食べられます。
鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 7/17〜7/22頃| しじみのすまし汁
五・六月に孵化した雛が、巣立ちの準備をする頃。 独り立ちができるよう、飛び方を覚え、獲物の捕り方を覚え、「独り」ということを一から学びます。
この時期に旬を迎えるのは「しじみ」。「土用蜆は服薬」と言われ、肝臓の働きを保ちます。ここでは、旬のレシピ「 しじみのすまし汁」をご紹介します。
しじみのすまし汁
<材料>(2人前)
しじみ(150g)
水(800mL)
昆布(10cm)
塩(ひとつまみ)
醤油(小さじ1)
みりん(小さじ1)
三つ葉やネギ(適量)
<作り方>
1.しじみは砂抜きをしておきます。
2.鍋に水と昆布を入れて加熱し、しじみを入れます。
3.しじみの口が開いたら、塩、しょうゆ、みりん、塩を入れます。
4.お椀に入れて、三つ葉などを散らして完成。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ