七十二候のレシピ帖とは?
" 旬の食材を暮らしに取りいれ、身体を整えるレシピが知りたい "
そんな思いから生まれたのが、スキンケアブランド「Coyori」さんと「暦生活」のコラボコンテンツです。
このページでは「七十二候」ごとに、万能調味料である「塩」と「旬の食材」を使ったレシピをご紹介していきます。
「大暑(たいしょ)」の七十二候レシピ
<二十四節気>
大暑(たいしょ) 7/23〜8/7頃
<七十二候>
・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7/22〜7/26頃| 塩ハンバーグのピーマンの肉詰め
・土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 7/27〜8/1頃| うなぎの塩茶漬け
・大雨時行(たいうときどきにふる) 8/2〜8/6頃|レタスの塩スープ
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7/22〜7/26頃| 塩ハンバーグのピーマンの肉詰め
桐が花を咲かせる頃。盛夏を迎える頃には、卵形の実を結びます。桐は、伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用されています。
この時期に旬を迎えるのは「ピーマン」。栄養価が高く、甘味も強いです。ここでは、旬のレシピ「塩ハンバーグのピーマンの肉詰め」をご紹介します。
塩ハンバーグのピーマンの肉詰め
<材料>(2人前)
ピーマン(4つ)
塩ハンバーグのタネ(塩ハンバーグの半分の量であるミンチ150g分)
塩(ひとつまみ)
オリーブオイル(少々)
<作り方>
1.ピーマンは縦に2つに切り、形を崩さないように種とヘタを取ります。
2.ピーマンに塩ひとつまみを全体的に振りかけます。
3.塩ハンバーグのタネを詰めて、オリーブオイルを軽く引いたフライパンに肉ダネを下にして並べ、蓋をして蒸焼きにします。
4.こんがり色が着いたら裏返して、再度蓋をして焼いてください。
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 7/27〜8/1頃| うなぎの塩茶漬け
熱気がまとわりつく蒸し暑い頃。私たちは、この暑さを打ち水などでしのぐことしかできませんが、木や草花は緑をますます濃くして夏を歓楽しているようです。
この時期に旬を迎えるのは「うなぎ」。高たんぱくで滋味に富み、消化が良いため夏バテ防止の食として伝わっています。ここでは、旬のレシピ「 うなぎの塩茶漬け」をご紹介します。
うなぎの塩茶漬け
<材料>(2人前)
うなぎ(1枚)
ご飯(2杯分)
塩(ふたつみまみ)
鰹節(適量)
お茶(適量)
お好みで(青じそ 適量)
海苔(適量)
わさび(適量)
山椒(適量)
<作り方>
1. うなぎは1cm幅に切ります。
2. 器にご飯を盛り、うなぎを並べたら塩、鰹節、お茶を回しかけます。
3. お好みで青じそ、海苔、わさび、山椒を振ってください。
大雨時行(たいうときどきにふる) 8/2〜8/6頃|レタスの塩スープ
夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。
この時期に旬を迎えるのは「レタス」。日本名を「ちしゃ」といい、様々な種類があります。ここでは、旬のレシピ「レタスの塩スープ」をご紹介します。
レタスの塩スープ
<材料>(2人前)
レタス(3~4枚)
水(500ml)
酒(大さじ1)
塩(小さじ2)
卵(1個)
好みで(ごま油 適量)
こしょう(少々)
※レタスの選び方
レタスは葉がみずみずしく、ツヤとハリのあるものが新鮮です。また、芯は短くて、葉の巻きがふんわりとゆるく、持った時に軽めのものを選びましょう。
<作り方>
1. レタスは一口大にちぎります。
2. 鍋に水、酒、塩を入れ、強火にかけます。
3. 煮立ったら溶いた卵を入れてください。
4. 最後にレタスを加え、色鮮やかになったら器に注ぎ完成。お好みでこしょうやごま油をかけてお召し上がりください。
塩づかいのコツ
1. 塩の塩梅は自分の五感に尋ねて。最後の加減は、食卓での追い塩で調整を。
2. 塩は素材の味を引き出したり、閉じ込めたりするもの。だから最後だけではなく料理の最初や途中で。
3. 塩の量は手で感覚をつかんで。
・ひとつまみ…親指~中指の3本でつまむ
・小さじ1…100円玉大
・大さじ1…ピンポン玉大
日本の旬を美味しくする「za you zen 四季の塩」
四季を愉しむスキンケアブランドCoyoriさんと塩の匠、雄然さんとの共創で生まれた「za you zen 四季の塩」は、山口県油谷湾の海水を四季ごとに汲み上げ、創られた四季それぞれの味わいを持つお塩です。四季それぞれのミネラルを豊富に含み、その季節の食材の旨みをぐっと引き立てます。ぜひ、七十二候のレシピと一緒に旬の塩をお楽しみください。
Coyoriさんとのコラボカレンダー、「雪月風花七十二候の暦2023」を作りました。
素敵なイラストを描いてくださったのは、イラストレーターの福岡麻利子さん。このページのメインバナーのイラストも描いてくださいました。
福岡麻利子 ふくおかまりこ
イラストレーター
1983年生まれ・京都市在住、二児の母
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒
手描きの風合いを感じる線や着彩で、日々の暮らしをやさしく彩る、そんなイラストレーションを心がけ、モチーフは食べ物・雑貨・人物など。得意とするジャンルは、暮らし・衣食住に関する女性向けのタッチ
七十二候のレシピ帖|バックナンバー
暦生活編集部
日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。