夏至

 

七十二候

靫草(うつぼぐさ)写真

乃東枯(なつかれくさかるる)

冬至の頃に芽を出した「靫草(うつぼぐさ)」が枯れていく頃。色鮮やかな夏の花が開花するという時期に、枯れていく花に思いを寄せた、古人の優しさを感じる言葉です。
写真提供:ariさん

菖蒲華(あやめはなさく)

アヤメが花を咲かせる頃。アヤメが咲くと、梅雨到来といわれていました。
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタはよく似ており、非常に見分けがつきにくいです。

アヤメ写真
半夏(からすびじゃく)写真

半夏生(はんげしょうず)

半夏(からすびじゃく)が生える頃であり、半夏生の名をもつ草の葉が白く染まる頃。
農事の節目ともされており、田植えを終わらせる頃です。

旬のもの

夏みかん写真

夏みかん

夏みかんは、疲れを和らげるクエン酸と、日焼けした肌に効く、美肌効果のあるビタミンCがたっぷり詰まっています。酸味が強く、香りがいいのでレモンの代わりとしても重宝します。

鮎(あゆ)

清流にすみ、淡水魚の代表である鮎。川によって味が違うといわれ、きゅうりに似た独特の香りから、「香魚(こうぎょ)」とも言われます。

鮎(あゆ)写真
オクラ写真

オクラ

オクラの粘り気は、免疫力を高め、胃の粘膜を強化し、ストレスで弱ったお腹の調子を整えてくれます。夏のネバネバ野菜は、夏バテ予防の心強い味方です。

冷酒(ひやざけ)

ひやざけは燗をせずに飲む酒であり、常温のお酒のことを言い、冷蔵された冷酒(れいしゅ)とは違います。日本酒の本当の美味しさがでてくるのは、ひやざけの常温とされています。

冷酒(ひやざけ)写真
夏越の祓(なごしのはらえ)写真

夏越の祓(なごしのはらえ)

六月の末日(晦日)は、十二月の大晦日と同じく「大祓(おおはらえ)」の日です。
この日は各地の神社で、罪や厄災を祓う「夏越の祓」が行われ、茅草でつくった輪をくぐる「茅の輪くぐり」が行われます。
写真提供:Kusatomoさん

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