啓蟄

 

七十二候

蟄虫戸を啓くイメージ画像

蟄虫啓戸(すもりむしとをひらく)

土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差し
の下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠か
ら目覚め始めるすべての生き物のことを表していま
す。

 

桃始笑(ももはじめてさく)

桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は“咲く”とい
う言葉を“笑う”と表現したそうです。ゆっくりと開いて
いく桃の花は、ほほ笑んでいるようにも見えます。

桃始めて笑うイメージ画像
菜虫蝶と化すイメージ画像

菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

厳しい冬を越したさなぎが羽化し、美しい蝶へと
生まれ変わり、羽ばたく頃。菜虫とは、大根や蕪
などの葉につく青虫のことをいいます。

旬のもの

さよりイメージ画像

さより

春から秋にかけて収穫され、旬は3月~5月頃。
寿司や天ぷらによく用いられる高級食材です。お
祝いの席には、その長い身を結んだ昆布だしのお
吸い物が出されることも。

かわらひら

羽を広げると黄色のきれいな模様がはっきり
と見えます。数羽で行動することが多く、春
から夏にかけて頻繁に住宅街に現れます。

かわらひらイメージ画像
わらびイメージ画像

わらび

わらびは野山などの日当たりのいい場所に多くみられる山菜です。山菜の中でもあくが強く、時間がたつと硬くなってしまうので、採った日には必ずあく抜きをします。

かたばみ

ハート型の3枚の葉に、小さな黄色い花が春
から秋にかけて咲きます。クローバーとよく
似ていますが、全く異なる植物です。夜にな
ると葉をしぼませ眠りについたように見えま
す。

かたばみイメージ画像
十六団子イメージ画像

十六団子

春には農作物を守るために“田の神様”が山から里へ下りてきます。収穫が終わる秋には山に戻っていきます。この神様の移動日である三月と十一月の十六日に、十六個の団子を供えることを「十六団子」と言います。

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啓蟄
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