こんにちは。暦生活編集部です。
今日は七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」についてのお話です。
七十二候は、どんな季節か分かりやすいのも魅力のひとつだと思います。「虹始見(にじはじめてあらわる)」もそのひとつ。その名のとおり、雨上がりに虹がかかるころ。
春の深まりとともに空気が潤い、雨上がりに綺麗な虹が見られるようになります。

虹は「虫偏」がついていますが、これはなぜでしょう。
虹は昔から世界中でさまざまな神話と結びつき、いろいろなものに見立てられてきました。虹と虫はあまり結びつかないような気がしますが、中国では虹を「空にあらわれる大きな蛇」と見なす考えがあったようです。大きな蛇が天に昇り、龍になると考えられていました。

ちなみに、英語で虹は「Rainbow」といいますが、これは「雨の弓」を意味します。「レインボー」は日本でも親しみのある単語でよく使われますが、弓とはとても素敵な見立て方ですね。
フランス語では「arc-en-ciel(アルカンシエル)」。あの有名なバンド「L’Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)」の由来になっています。

虹色といえば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色ですが、これは日本でのお話。
アメリカなどでは一般的に6色といわれていて、国や地域によっては5色、3色、2色というところもあります。これは、対象のものを何色ととらえるかは国や地域によってそれぞれ違っていたり、そもそも色に名前がついていなかったりするため。
小さいころからいろいろなところで親しんできた虹ですが、こうやってみてみるといろいろな話があるのですね。

スーッといつの間にか消えてしまう虹は、まるで空にかかる魔法のよう。
これから虹が多く見られる季節なので、雨上がりの空を楽しみにしています。
※七十二候(しちじゅうにこう)は、日本の1年を72等分し、季節それぞれのできごとをそのまま名前にした、約5日ごとに移ろう細やかな季節です。

暦生活編集部
日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。
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