こんにちは。暦生活編集部です。
今日は七十二候の「地始凍(ちはじめてこおる)」についてのお話です。
朝、家のドアを開けて外に出ると、ピンと張り詰めた冷たい空気から、冬の訪れをたしかに感じるようになってきました。吐く息はまだ白くはならないけれど、身体に入ってくる空気は冷たくて、心地いい。
立冬から暦の上では冬になり、街の様子や人々の装いも、すっかり冬のものになりました。
サンタクロースの置物や、クリスマスツリーで飾られたお店の前を通ると、季節が先へ先へと、自分を追い越していくような、焦りにも似た感覚になることも。

そんな中、七十二候は、季節の移り変わりをじっくりと感じさせてくれます。
七十二候は、今日から「地始凍(ちはじめてこおる)」になりました。いかにも冬らしい、寒そうな名前ですね。冬の冷気によって、地面が固く凍てつく頃。毎年11月12日から16日頃に訪れる短い季節です。
足元の微かな変化をとらえた地始凍(ちはじめてこおる)。
細やかな季節の移ろいに目を向けた、先人たちの繊細な眼差しを感じます。



朝晩の冷え込みは、いっそう厳しくなってきましたね。我が家でも暖房と、羽毛布団が活躍しています。朝方には霜柱(しもばしら)が立つことも。霜柱は、地面の中にある水分が、細い氷の柱になって伸びたもの。地面の水分が吸い上げられ、0℃以下の地表面に触れたときに凍ります。

そろそろ秋とのお別れを意識する季節になってきましたが、忙しくなる年末に向けて、できる準備は今からはじめておくといいかもしれませんね。いつもぎりぎりに書いてしまう年賀状や、クリスマスケーキ、おせちの準備などなど。
毎年慌ただしく過ぎていく冬。ゆったりとした気持ちで、季節の変化を楽しみながら過ごせたらいいなあ。と思います。
※七十二候(しちじゅうにこう)は、日本の1年を72等分し、季節それぞれのできごとをそのまま名前にした、約5日ごとに移ろう細やかな季節です。

暦生活編集部
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