こんにちは。暦生活編集部です。
今日は二十四節気の「冬至」(とうじ)についてのお話です。
いよいよ、今年最後の二十四節気「冬至(とうじ)」になりました。
先週ぐらいから急に冷え込んできて、そうそう、冬ってこんな寒さだったなあと震えながら毎朝家を出ています。わたしの住んでいる地域も、雪が積もるようになってきました。
冬至は二十四節気の22番目の節気で、毎年12月21日頃から1月5日頃までが冬至になります。冬至の日は一年でもっとも昼の時間が短く、夜が長くなります。そして、今日からは少しずつ昼の時間が長くなり、春に向けて動きはじめます。陽の気が回復する「始まりの日」である冬至は、「一陽来復」(いちようらいふく)ともいわれます。一陽来復は、よくないことが続いたあとはいい方向に向かう、という意味の言葉としても使われます。
冬至を境に日が長くなることから、この日は古来より太陽の力が再生する日と考えられてきました。太陽の復活を願いさまざまな祭りが行われ、人々は太陽のエネルギーを取り込もうとしました。かぼちゃの中身や柚子の鮮やかな色は、太陽を思わせる色をしています。この日にかぼちゃをいただき、柚子湯につかるのは、どちらも陽の力を補うという意味合いがあるそうです。
昔から、冬至の日にかぼちゃを食べるとかぜをひかないといわれています。また、柚子湯につかると、その冬はかぜをひかず、無病息災で過ごすことができるとも。柚子は香りもよく、お風呂に浮かべるとそれだけでも心が癒されますね。
もうすぐクリスマス。そして、お正月。
毎日めくっている日めくりカレンダーも残り少なく、1年の終わりを感じる時期になりました。どうか穏やかに年末年始を過ごせますように。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。
12月の季節湯「ゆず湯」
暦生活編集部
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