BBQでハンバーガーを
立冬です。あたりの空気が引き締まってきました。冬支度を始める季節ですね。

立冬のころは、ちょうど「炉開き」の季節でもあります。今年初めて炉に火を入れる、ということですね。茶室の炉に始まって、こたつや火鉢に火を入れて暖をとるころとなります。
残念ながら、我が家には茶室も掘りごたつもありません。すなわち炉といえばバーベキュー(BBQ)ピット、狭い庭の片隅に設営したBBQ用の炉に他なりません。
さて、BBQというと、夏のイメージがありますが、昨今の夏の暑さでBBQをするのはいささか危険な行為ともいえそうです。酷暑のもとでさらに炉に火を入れると、もはや「ワタシを丸焼きにしろということ?」
そう、ここは古来の歳時記に則って、BBQの炉に火を入れるのも晩秋から初冬が最も相応しい季節といえましょう。無理やりの感も否めませんが。
色づく木の葉、散り敷く落ち葉を眺めながら、心穏やかに炭火を熾す。ちょっと冷たい空気も、炭火があることで緩和される。これぞこの季節の醍醐味です。
それではBBQで何を調理しましょうか。それはズバリ、ハンバーガー。シンプル簡単、しかもしっかり食べた満足感がある。BBQって、ややもすると、食った気しないうちに終わっちゃうことってありますよね。BBQは、実は大人数でするものではない。適した参加人数は、1人から、マックス3人。

用意するのは、バンズのパンと、牛ひき肉、トマト、レタス、玉ねぎがベースで、あとはお好みで。調味料も、塩胡椒のほかはマヨネーズ、トマトケチャップ、マスタード、ホットソースなど適宜準備します。

お肉は1人分150g見当で。ここのところはボリューム感たっぷりに。塩胡椒でしっかり目に味付けしたら、手で丸めてちょっと叩いてまとめます。
炭火がいい感じに落ち着いたら、お肉とパンの焼き方始め。
焼いている間は炭火がそばにあってあったかいし、お肉の焼けるいい匂いに囲まれて幸せなひとときです。自分好みの味付けをすれば、満足感もさらに大きいはず。

というわけで、この季節のBBQ、熱烈お勧めいたします。

平野恵理子
イラストレーター、エッセイスト
1961年静岡県生まれ。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『歳時記おしながき』『こんな、季節の味ばなし』ほか多数。好きな季節は、季節の変わり目。現在は八ヶ岳南麓在住。
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