みなさん、こんにちは。ライターのきむらいりです。
日差しの暖かさや、ふと目にする植物たちの新芽の成長に「いよいよか」と、春の訪れを感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな3月にご紹介する季節湯は、「よもぎ湯」です。
季節湯とは?
四季折々の旬のものを取り入れたお風呂のこと。 旬の植物を湯船に浮かべることで、そのパワーを全身で享受しながら季節の変化を楽しむ、日本古来から伝わる入浴文化。平安時代に弘法大師・空海が医療用の薬湯として「薬草風呂」を広めたのがルーツとされています。※諸説あります

よもぎは日本各地に広く自生しているため、私たちにとってとても身近な薬草といえます。
私も、小さい頃に近所の原っぱでよもぎを摘んでは、祖母によもぎ餅や草だんごを作ってもらっていました。ふわっと香るよもぎ特有の爽やかな芳香は、それだけで春の気分を高めてくれますよね。

萌芽のパワーに満ちた、よもぎの季節湯
漢方の世界では「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、止血薬として用いられてきたよもぎ。栄養豊富なよもぎの葉には、抗菌作用、消炎作用、収れん、止血作用、保温・発汗・解熱作用のある成分が含まれています。

よもぎ湯に使うのは、先端10〜20cmほどの若い葉です。5〜6本分の若葉を洗って汚れを落としたら、刻んでお鍋で煮出します。そうして煮出したよもぎ汁をお風呂に入れることで、血行促進や冷え、肩こりなどによい「よもぎ湯」に。抗菌作用が高いので、さまざまな肌トラブルにもおすすめです。

煮出すのが面倒な場合は、洗って乾燥させた若葉をお茶パックやネットに入れてお風呂に浮かべるだけでも、OKです。
香りがよく、お風呂に入れても、食べてもうれしいこと尽くしなよもぎ。春の陽気を感じながら、お散歩ついでによもぎを探してみると、きっとさまざまな「春の変化」に気がつくはずです。

木村衣里
編集者・ライター
北海道函館市出身。Web系編集プロダクションを経て2018年7月に独立。フリーランスの編集ギルドチーム「Huuuu」所属、「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」元編集長。全国を取材で飛び回りながらいろんなお風呂にはいるのが好きで、動物はもっと好き。この世で一番愛らしいのはカバだと思っています。
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