こんにちは、こんばんは。
ライターのくりたまきです。
みなさんは最近、椿の花を見かけましたか?
木偏に春で「椿」、まさに春の訪れにぴったりの花です。品種や地域にもよりますが、秋から春にかけて咲きます。花の少ない冬の時期にも大輪の花を咲かせ、春には菜の花や桜とともに春の世界を彩ります。

日本原産の花である椿は、古くから日本人に愛されてきました。万葉集にも椿を使用した歌が残されています。室町時代に造園や華道、茶道が盛んになると椿は観賞用の花として用いられるようになりました。
とくに茶道においては、豊臣秀吉や千利休などにも好まれ、冬には茶席が椿一色となることから「茶花の女王」と言われるようになったそうです。

その後、江戸時代に入ると徳川秀忠が椿を好んだことで、「寛永の椿」と呼ばれる大流行もあり、大名だけでなく広く庶民にまで浸透していきました。また、江戸時代後期には、シーボルトらによって海外に紹介され、「冬の薔薇」としてヨーロッパで日本の椿ブームが起こりました。
そうして長く愛されてきた椿は、現在では広く世界中で知られ、さまざまな品種が生み出されています。ひとくくりにはできないほど、その種類は多彩です。

花の色も紅色や桃色など違いがあり、まだらになって一枚の花びらに紅色と白色が混ざったものなどもあります。花びらの枚数も、花の開き方も、多種多様。
知り合いに庭にある椿のお花をいただいてお家に飾ってみたのですが、香りが少ないので食事の際にも気にならず、その見た目で大いに華やぎをもたらしてくれました。

椿の花言葉は「控えめなやさしさ」。これは椿がほとんど香りがしないことが由来と言われています。そっとそばにいてくれる花です。
わたしは「次はどんな椿を飾ろうかしら」と考えて、春を楽しんでいます。

栗田真希
ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。
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