ぽかぽか陽気が心地よい季節になりましたね。
私の住んでいる福岡では桜が散ってしまいましたが、今も桜前線は北上を続けており、4月下旬頃には北海道に上陸する見込みです。
春は海の中にも到来していて、とある魚は「桜」を冠した名前へと変化します。
その魚とは、縁起物としても重宝される「マダイ」です。
4~6月に出産を控えたマダイは非常に美味であり、ピンクがかった美しい色をしているため、「桜鯛(さくらだい)」との別名で親しまれています。
四季を大切にする日本人らしい命名であり、マダイが生活に深く関わってきた証拠ともいえるでしょう。
ちなみに秋にも旬を迎えますが、その時には「紅葉鯛(もみじだい)」と呼ばれます。
少しの元手、または少しの労力で大きな利益を得ることの例えとして、「海老で鯛を釣る」ということわざがあります。
マダイを釣るには昔からエビが一番手っ取り早い手段であり、それは今も変わりません。
マダイは肉食性の魚であり、小魚やイカ、タコなどを捕食しながら生活していますが、中でもエビやカニなどの甲殻類が一番の好物なのです。
その証拠として、マダイのトレードマークともいえる赤い魚体は、エビやカニの殻に多く含まれるアスタキサンチンという赤色色素によるものといわれています。
なんとも不思議な話ですが、家族やご友人への雑学ネタとして覚えておいてくださいね。
余談ですが、マダイを陸から釣るには浅瀬に入ってくる春(今の時期)が最適です。
近年ではルアーゲームも進化しており、マダイ専用のルアーもたくさん発売されています。
興味がある方は、近所の海でマダイが釣れていないか調べてみてはいかがでしょうか。
吉村良太
コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。
暦生活のお店 STORES
-
【2024年4月始まり】にっぽんのいろ日めくり(おまけつき)
3,300円(税300円) -
源氏物語 五十四帖の色
2,750円(税250円) -
プリザーブドフラワーのフォトフレーム<ピンク>
6,600円(税600円) -
プリザーブドフラワーのフォトフレーム<イエロー>
6,600円(税600円) -
プリザーブドフラワーのフォトフレーム<ブルー>
6,600円(税600円) -
てふてふ 白(ピアス・イヤリング)
4,950円(税450円) -
チューリップブローチ
3,850円(税350円) -
花刺繍のバッグ(ベージュ・ネイビー)
13,200円(税1,200円) -
注染手ぬぐい「昇り鯉 錦」 / かまわぬ
1,760円(税160円) -
注染手ぬぐい「五月鯉」 / かまわぬ
1,430円(税130円) -
金太郎とくまの箸置きセット
1,540円(税140円) -
こいのぼりの箸置きセット / 青・桃・緑
1,650円(税150円) -
錦彩あっぱれ金太郎
3,080円(税280円) -
錦彩ちりめん鯉のぼり飾り
4,180円(税380円) -
桃太郎土鈴
1,980円(税180円)