今回は、イカの王様と呼ばれる「アオリイカ」を紹介します。
旨みと甘みが強く、コリコリとした独特の食感は、一度食べたら忘れられない。そんな思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
アオリイカは温暖な気候を好み、北海道以南の日本沿岸に生息しています。
寿命は約1年と短く、最大で4kg程になるといわれています。この成長スピードの速さから、大食漢であることが安易に想像できます。

一般的に4~6月が産卵期となりますが、対馬暖流が直撃する長崎県の対馬や五島列島では、1年を通して産卵が行われているという話もあります。
まとまった数のアオリイカが一度に捕獲されることが少ないこともあり、市場価格は非常に高価な部類に入ります。
まだアオリイカを食べたことがない方は、ぜひ一度味わってみることを強くおすすめします。

少し話がそれますが、近年、食味の良さと駆け引きの面白さから、釣りの世界ではアオリイカを狙うエギングが大流行しています。
エギングとは、エビに模した疑似餌(エギ)を使ってイカを狙う釣り方で、エギ+進行形のing=エギング、が名前の由来となります。
エギの歴史はかなり古く、江戸時代に鹿児島県屋久島や種子島の漁師が使用していた漁具がルーツとなっているようです。

アオリイカ狙いのエギングが最も盛り上がる季節は春と秋ですが、海水温が高い6~9月は大型の個体が狙える穴場な時期といえるでしょう。
特に酸素濃度が高く、フレッシュな海水が豊富に流れる場所においては、真夏でも高い確率で出会える好ポイントといわれています。
これからの時期はアオリイカ狙いの釣り人が少なくなる時期ですので、興味がある方はエギングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


吉村良太
コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。
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