立葵たちあおい

旬のもの 2021.06.27

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夏の訪れを告げる立葵(たちあおい)。
すっと空に向かって、色鮮やかな花を穂状に咲かせます。

立葵はアジア原産のアオイ科の多年草。
暑さにも寒さにも強い丈夫な草花で、咲き方はハイビスカスのような「一重咲き」から、花びらがたくさんついた「八重咲き」や「ピオニー咲き」までさまざま。花びらの色も黄色、ピンク、濃い紫色などバリエーション豊富で、他の品種と間違えてしまうほど。
毎年この時期になると、賑やかに夏の花壇を彩ってくれます。

そもそも立葵は、太い茎が真っ直ぐに立って伸びることからその名前がつけられました。
長く伸びた草丈は大きいもので2メートルほどになり、見上げるほどの高さに成長します。

咲き方も個性的です。茎の下のほうにある蕾からてっぺんまで順番に咲いていく特徴があります。梅雨のはじまりに咲き始め、梅雨が明ける頃に花が終わるので別名「梅雨葵(ツユアオイ)」とも呼ばれています。毎日次々と新しい花を咲かせ、2ヶ月近くも咲き続けながら見る人の目を楽しませてくれます。

..と、ここまで書いておきながら、私はまだ、タワーのようにびっしり咲く立葵を見たことがありません。

道端にポツリポツリと咲く姿は見かけますが、この写真のような圧巻の景色にはまだ出会ったことがありません。だからこそ、実際に見たらこの美しさに感動するだろうなぁと思います。

立葵は、イギリスで「ホリホック」と呼ばれ、ガーデニングに欠かせない人気の花です。こんなに迫力のある花が生活に根付いていることに驚きました。目の前の景色をがらりと変えてしまうほど、眼前に色とりどりの花が広がる世界。日頃からこの花を見ながら、五感に刺激を感じているだろう人々の生活を想像して、羨ましく感じました。

なかなか遠出ができない日々の中でも、身近な場所や小さなことに喜びを感じながら生活したいですね。
大きくそびえたつ立葵は改めて、私の中の好奇心を心地よく刺激してくれました。

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松下恭子

ライター
神奈川県出身、2019年に奈良市へ移住。
好きな季節は、春。梅や桜が咲いて外を散歩するのが楽しくなることと、誕生日が3月なので、毎年春を迎えることがうれしくて待ち遠しいです。好きなものは、うつわ集め、あんこ(特に豆大福!)です。

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