アイナメ

旬のもの 2021.07.06

この記事を
シェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

暑くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
これからの暑い季節は、美味しいものを食べて乗り切っていきたいですね。

ということで、今回はとても美味しい魚、「アイナメ」についてご紹介します。

名前を聞いたことはあるけれど姿までは想像できない、という方も多いのではないでしょうか。

アイナメは日本全国の沿岸に生息していますが、冷たい海水を好むため、北に向かうほど生息数が多くなります。
日本では古くから広く親しまれてきましたが、近年では希少性も高く、高級魚として扱われるようになりました。

ひと昔前までは、福岡県でもよく釣れていましたが、近年はめっきり釣れなくなりました。そのかわりに、以前はアイナメがいたであろう場所で、温暖な水温を好むハタ系の魚に出会うことが多くなっている気がしています。
釣れなくなった理由としては諸説ありますが、個人的には海水温の上昇を嫌い、より水温が低い海域へと生息域を変えたのではないかと予想しています。

一年を通して美味しい魚ですが、夏から秋にかけてが食の旬と言えるでしょう。秋の産卵を控えてエサをたくさん食べるため、脂が乗りに乗っている状態だからです。
産卵期になるとオスの体色が鮮やかな黄色に変化します。その神々しい姿の個体は、黄金アイナメという別名で呼ばれています。

また、アイナメはおもに岩礁付近に生息しているため、釣り人からは根魚やロックフィッシュなどと呼ばれることもあります。

アイナメは白身魚ながら脂の乗りがバツグンで、非常に美味な魚ですので、鮮魚コーナーで見つけた際には煮付け用に購入してみてはいかがでしょうか。

この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • B!
  • LINE

吉村良太

コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。

関連する記事

カテゴリ