残暑もようやく落ち着き、秋らしい気候が続くようになりましたね。 気温の低下に反比例して食欲がどんどん湧いてくるようになり、秋の訪れを実感する日々です。
朝晩には気温がぐっと下がることも増えました。そんな秋のはじまりに試していただきたいのが「ショウガ湯」です。

ショウガといえば、体を温めてくれる食材として秋から冬にかけて大活躍します。料理に活用したり飲み物に入れたりと、普段から取り入れている方も多いのではないでしょうか。
私自身、昔から風邪っぽい時には、すりおろしたショウガとハチミツをお湯で割って飲む「ショウガ湯」を愛飲してきました。

季節湯とは?
四季折々の旬のものを取り入れたお風呂のこと。 旬の植物を湯船に浮かべることで、そのパワーを全身で享受しながら季節の変化を楽しむ、日本に古くから伝わる入浴文化。平安時代に弘法大師・空海が医療用の薬湯として「薬草風呂」を広めたのがルーツとされています。※諸説あります
ショウガは辛味成分と精油成分を豊富に含んでいます。ショウガ特有の辛味成分は、血行を促進して体を温めたり、発汗を促したりしてくれます。さらに抗菌・防腐・抗酸化作用にも優れていて、風邪をひいた時にショウガを取り入れるのはまさに理にかなっているのです。
体を芯から温めてくれる「ショウガ湯」
体を芯から温めてくれるショウガ。食事や飲み物に取り入れるのもいいですが、今回はお風呂からショウガのポカポカパワーを感じてみてほしいのです。

大きめのショウガひと塊(80〜90g)をすりおろしたら、布袋に入れてそのまま浴槽に浮かべます。ただし、人によっては刺激を感じることもあるので、様子をみながらショウガ汁の濃さを調整しましょう。
もしも肌への刺激が弱い方は、すりおろしたショウガではなく、薄くスライスしたショウガを布袋に入れて、成分をもみ出しながら入浴してみてください。
ショウガの辛味成分のひとつ、「ショウガオール」が全身の血行を促進し、体の疲れを癒してくれます。全身浴ももちろんいいのですが、半身浴や熱めのお湯でフットバスをしても体をポカポカにしてくれるのでオススメです。

日に日に寒くなるこの季節、秋の訪れを感じながら、全身を温めてくれるショウガ湯を試してみてはいかがでしょうか。

木村衣里
編集者・ライター
北海道函館市出身。Web系編集プロダクションを経て2018年7月に独立。フリーランスの編集ギルドチーム「Huuuu」所属、「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」元編集長。全国を取材で飛び回りながらいろんなお風呂にはいるのが好きで、動物はもっと好き。この世で一番愛らしいのはカバだと思っています。
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