イシガレイ

旬のもの 2021.12.21

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朝晩めっきり寒くなって参りましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回はウロコがない不思議な魚「イシガレイ(石鰈)」をご紹介します。

カレイは知名度が高い部類の魚ですが、カレイという呼び名はカレイ科の魚の総称で、正式名称としてカレイという魚は存在しません(犬という犬種が存在しないことと同じです)。
世界には100種以上、日本には約40種のカレイが生息しているといわれており、その中の1種がイシガレイというわけです。

イシガレイは体長50cm程とカレイの中でも比較的大きく成長する種で、日本各地の沿岸に生息しています。

他のカレイにあるウロコがないかわりに、石状骨質板という石のように硬い骨の板を持つ不思議な魚でもあります。名前の由来もこの石状骨質板があることから命名されたようです。
名前だけ聞くとすべてが硬そうなイメージを持ちますが、身質はカレイ特有の上品で柔らかい白身なのでご安心ください。

イシガレイは1年中美味しい魚ですが、寒くなるにつれて脂が乗ってきますので、新鮮なものはお刺身、子持ちの場合には煮付けにすることをおすすめします。
これからの時期は鮮魚コーナーに並ぶことも多くなりますので、近所のスーパーや魚屋さんでイシガレイを探してみてはいかがでしょうか。

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吉村良太

コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。

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