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浅漬け

旬のもの 2022.11.21

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漬物男子、田中友規です。

暦生活のコラム仲間・川口屋薫さんとはもう長い付き合いだ。
元々、野菜の卸売市場で働いていたこともあって彼女は本当に野菜に詳しい。
よく珍しい野菜を手に入れたい時にお願いしては、◯◯県で一軒だけ生産してました!とか
市場で一番きれいな子、確保しておきました!など、漬物男子の無理なお願いに
軽やかに応えてくれる。

まだまだ知らない野菜がいっぱいあるんだなぁ。
いつも彼女の野菜の話を聞くと感心しっぱなしだ。

「サブスクで珍しい野菜をチョイスして送ってくれない?中身はぜんぶお任せするから」とお願いしてみたところ、毎月ため息の出るような宝箱が送られてくるようになった。

「珍しい野菜便」という名前の通り、聞いたことのない野菜たちがぎっしりと詰まっている。
PR記事のようだが、野菜が好きな方はぜひ一度お試し便を注文してみてほしい。

写真提供:田中友規

ミニトマト、枝豆、赤キャベツ、じゃがいも、きゅうり、ハーブに果物。
今日もまた、秋の恵みが溢れんばかりにひしめき合った野菜便が届き、
どうやって食べようかとあれこれ考えるのが楽しいのだが、どうも今月は仕事が忙しい。

写真提供:田中友規

そういう時はさっと浅漬けにしておくと都合がいい。
遅く帰ってきたときに、白ごはんと浅漬けがあれば忙しかった一日の疲れも
報われるというものだ。

姫きゅうり、ラリーノホワイト(白きゅうり)、小かぶを極薄くスライスし、
昆布、粗塩とともに漬物に。Picklestoneがあれば浸かるのが早いが、
なければチャック付き保存袋でも事足りる。

写真提供:田中友規

水分の多い野菜たちは数時間で水があがって浅漬けになるので
朝の時間に漬けておけば夕方には美味しく食べられるのだ。

奥にしまっておこう、と冷蔵庫を覗き込むと、おや同じ瓶がもう一つ。
真っ黒の液体の中にどうやらまだいつぞやの漬物が残っていた。

密閉蓋に手をかけて、ぎゅうっと開けてみると食欲をそそる発酵臭。
ゆうに一年は経っているのだが、しっかりと醤油に浸かった真っ黒のペコロス。
いかにも古漬けらしい、いぶし銀な輝きを携えてその日の食卓に加わった。

写真提供:田中友規

一方、今朝漬けたばかりの浅漬けたちは、透明感があっていかにも若々しく、
まるで祖父と孫のような関係だ。

近年、減塩の流れもあって市販の浅漬けは塩分濃度が低いものも多い。
衛生面からみると、しっかりと濃度を高めて雑菌を排除し、
塩に負けない乳酸発酵が育つ環境が重要なのでもし自宅で浅漬けを作る時はご注意を。

浅漬けこそ塩分濃度をしっかり高めて、食べる時にさっと流水にあて
塩味を絞るようにして調整してほしい。

ペコロスじいちゃんが証明してくれたように、塩分がしっかり守ってくれていれば
保存食として野菜をもっと楽しめる。

ちなみにこのペコロスは賽の目切りにして、辛めのチキンカレーと合わせるのがいい。
玉ねぎの甘みと発酵した酸味が、舌で感じる味覚の幅を広げ、料理を引き締めてくれるように思う。

若々しい浅漬けは相手を選ばないが、焼き海苔あたりはどうだろう。
きっと日本の恵みの素晴らしさを口内いっぱいに感じられる。

浅漬けを自分で漬けてます、という人がどのくらいいるかわからないけれど
これもフードロス削減の小さな一歩。
そう言い訳をしながら、今日も炊飯器に向かってしまうのだ。

ちなみに今回一番衝撃だった野菜は「プチぷよ」という
さくらんぼの食感を持ったミニトマト。
信じられないくらい皮が薄い。いやもはや皮がない。

農家の努力と野菜の進化の結晶が詰まった、珍しい野菜便。
来月はどんなふうに驚かせてくれるかな。

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田中友規

料理家・漬物男子
東京都出身、京都府在住。真夏のシンガポールをこよなく愛する料理研究家でありデザイナー。保存食に魅了され、漬物専用ポットPicklestoneを自ら開発してしまった「漬物男子」で世界中のお漬物を食べ歩きながら、日々料理とのペアリングを研究中。

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