おはようございます、こんにちは。編集者の藤田華子です。
散歩をしていると、「春は黄色から始まる」という言葉が浮かびます。菜の花、タンポポ、チューリップ…視界を鮮やかに彩り、私たちを楽しませてくれます。
さて、今日はそんな穏やかな春に、最も熱い話題といっても過言ではない「春の選抜高校野球」についてです。
実は私、高校時代に新聞部に所属しており、学校の取り組みで甲子園の取材をする”高校生記者”の活動をしていたので思い入れもひとしお。まずは、年に2度行われる春と夏の甲子園、その違いをまとめてみますね。

▼春の甲子園
正式名称:選抜高校野球大会
第1回大会の開催年:1924年
出場校数:32校をベースに年により変動する(詳しくは後述します)
▼夏の甲子園
正式名称:全国高校野球選手権大会
第1回大会の開催年:1915年
出場校数:47都道府県の「49代表校」(南北北海道・東西東京)

特徴的なのは出場校の決定方法です。都道府県大会を勝ち抜いた代表校が出場する夏の甲子園にくらべ、春の甲子園はすこし複雑です。
▼春の甲子園の出場校決定方法
①秋の地区大会の成績が基準。
②北海道、東北、関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の10地区から28校を選出。
そのうち3枠は”21世紀枠”です。秋の大会の都道府県大会ベスト8以上が条件で、文武両道を目指す学校や、部員不足、豪雪地帯など、困難な状況を克服した学校、野球以外に地域に貢献・模倣となるような活動をしている学校など、姿勢を重視して選ばれます。21世紀に最初に行われた2001年の第73回大会から設定されました。
③明治神宮大会の優勝校は無条件で1枠を与えられています。
これを足して、合計32校になります。また、第90回、第100回など10回ごとの区切りの大会では記念大会として出場校を増やします。
こうして選出されたチームが熱闘を繰り広げる様子は、背景を知ると応援により力が入りますね。
高校生記者として活動していたころの取材相手は、選手や学校関係者、選手の家族、地域の方、ボールを作っている職人さん、筋金入りの甲子園ファンの方と、それぞれの立場で甲子園を支え、情熱を注いでいる面々。

なかでも印象に残っているのはお弁当屋のおじいちゃんです。
満面の笑みで、「大会に関わるひとりひとりに、甲子園の物語があると思うよ。そんなみんながお腹を空かせちゃいけないからね!」と、片時もお弁当を運ぶ手を休めることなくお話を聞かせてくださいました。
ひとりひとりに、甲子園の物語があるーーさあ今年も、白球を追いかける青春が、また新しい物語を紡いでくれます。みんなで応援しましょう!


藤田華子
ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。
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