こんにちは、昆虫写真家の村松です。
昆虫の写真を撮ったり、Webでいろんな昆虫を紹介するムシミルの運営をしたりしています。ムシミルで検索してみてください。
今回はアゲハチョウの仲間で、青色の羽が美しいアオスジアゲハを紹介します。
アゲハチョウの仲間は黄色い羽を持つキアゲハや、黒色の羽に赤や白の模様が入った種類が多いです。
その中で、アオスジアゲハは緑が入った青色の帯模様がとても印象深いですね。
個性的なチョウではありますが珍しい種類ではありません。
花のある公園などを散歩している時に、忙しそうに飛んでやってきたと思ったらアオスジアゲハであることが多いです。

見た目で似た種類は他にいません。ひと目でアオスジアゲハだとわかりますし、この美しい色彩に出会えると嬉しくなりますね。
身近な昆虫であるというのは、幼虫が食べる食草が身近にあることが関係しています。
幼虫はクスノキの葉っぱを食べるのですが、街路樹としても植えられている木です。
クスノキに成虫がやってきていたら卵を産んでいるのかもしれません。

黄色く丸っこい卵です。
時間が経つと幼虫が孵化(ふか)してきます。
出てきたばかりの幼虫は、小さく黒い毛虫の姿をしていますが、成長すると緑色の幼虫になります。

街路樹などのクスノキで大きなイモムシを見つけたら、アオスジアゲハの可能性が高いです。
大きな特徴としては、胸部に明るく黄色い帯が入るところです。

アゲハチョウの仲間だと最初に書きましたが、多くの幼虫が眼状紋(がんじょうもん)と呼ばれる目玉模様を持っているのも特徴的です。
アオスジアゲハの幼虫は、一見するだけではわからないかもしれませんが、黄色い帯の端に小さな眼状紋があるのがわかります。
小さい眼状紋が可愛いです。
これはただの模様なので、実際の顔はもっと前の方についていますよ。
この後、葉っぱに擬態しているような緑色のサナギになります。
春から夏にかけて何度も登場する昆虫なので、時間が経つと羽化して飛び立ちます。
暖かくなったことで、モンシロチョウやタテハチョウの仲間。アゲハチョウやキチョウ、他のたくさんの昆虫たちが見られるようになってきました。
その中でアオスジアゲハも元気に活動しているのが見られるので、周りの景色にも目をやりながら春のお散歩を楽しみたいですね。

写真:村松佳優

村松佳優
昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。
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