こんにちは、昆虫写真家の村松です。
昆虫の写真を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」の運営をしています。ムシミルで検索してみてください。
今回は赤とんぼとして有名なアキアカネを紹介します。

名前を知っている昆虫でも、実は見たことがない。名前しか知らない。そんなものも多いと思います。
アキアカネもそんな昆虫で、昔と比べて数がとても減っています。
それでも、見られる場所ではたくさん飛んでいるので、ぜひ探してみてください。
名前に「秋」と入っていますが、実は夏前に羽化しています。
夏頃に見かけることが少ないのは、暑い時期を高山に移動して過ごすからです。
暑い時期は避暑地に移動して過ごすなんて、よくできた生活サイクルです。

赤とんぼというのは、赤いトンボのことを指しています。
アキアカネは成熟するとオスは赤くなりますし、実際赤とんぼの代表種だと思いますが、実は赤くなるトンボは他にもたくさんいます。
ナツアカネやマユタテアカネなどがよく見られますが、赤さだけで言えばナツアカネのオスは頭部や胸部まで赤くなるので、なんとアキアカネより赤くなるんです。
最初の写真を見てもらうとわかるのですが、アキアカネは腹部だけが赤く成熟します。
赤とんぼと言っても、いろんな赤とんぼがいるので、違いなどがわかるようになると秋の楽しみも増えて良いですね。
ちなみに赤くなるのは基本的にオスだけで、メスは黄色っぽい褐色のままです。
オスも羽化してから成熟するまではメスと似たような色をしているので、トンボの仲間を見分けるのはややこしくもあります。
名前の出た他のトンボも少し紹介します。

上の写真はナツアカネで、成熟すると胸部や頭部まで赤くなる赤とんぼの仲間です。
まだ未成熟なので赤とんぼっぽくないですね。

メスは基本的に赤くならないですが、オスは腹部が赤くなる赤とんぼの仲間です。
顔の前面にある「眉斑(びはん)」と呼ばれる黒い模様を眉に見立てて、マユタテアカネと名付けられました。
時期的にも赤とんぼを始めとしたさまざまなトンボが見られますし、水田や湿地や池など色んな場所で産卵している様子も見られます。
トンボの産卵は、オスがメスの頭部を捕まえるように連結していることが多いので、そんな様子も見てほしいですね。
今、身の回りで見られるトンボにはどんなものがいるのか?ぜひ観察してみてください。

村松佳優
昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。
暦生活のお店
-
クリスマスの箸置きセット / ツリー・くつした・ジンジャーマン
1,870円(税170円) -
注染手ぬぐい「日本のツリー 青ぼかし」 / かまわぬ
1,430円(税130円) -
ゆきだるまとっくり
2,970円(税270円) -
ちいさな縁起物のお守り
550円(税50円) -
手づくりガラスの「鏡餅」
1,320円(税120円) -
福々十二支 金の辰(金箔入り)
1,100円(税100円) -
手づくり干支硝子 金の蒼龍(金箔入り)
1,650円(税150円) -
注染手ぬぐい「しめ飾り」 / かまわぬ
1,760円(税160円) -
注染手ぬぐい「願掛けてぬぐい 招き猫」 / かまわぬ
1,430円(税130円) -
新年の富士山を描いた手ぬぐい
1,430円(税130円) -
注染手ぬぐい「椿南天」 / かまわぬ
1,430円(税130円) -
ぽち袋「ひとふで辰」
330円(税30円) -
ぽち袋「たつのこ」
330円(税30円) -
ぽち袋「福呼び辰」
330円(税30円) -
お年賀手ぬぐいセット(南天・たつのこちらし・紅白梅)
4,114円(税374円)