今日の読み物

読み物

お買い物

人気記事

特集

  • サンプル商品6
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    1,222円(税込)
    NEW 期間限定
  • サンプル商品6
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    1,936 〜 1,936円(税込)
    NEW 期間限定
  • サンプル商品6
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    1,222円(税込)
    NEW 期間限定
  • サンプル商品6
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    1,936 〜 1,936円(税込)
    NEW 期間限定
  • サンプル商品6
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます。商品説明文がここに表示されます...
    1,222円(税込)
    NEW 期間限定
カート内の商品数:
0
お支払金額合計:
0円(税込)

2月の和菓子『立春大吉』『立春大福』『立春生菓子』

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

季節の和菓子帖とは?

年中行事と、結びつきのある和菓子を毎月ご紹介します。 あの頃食べたなと懐かしく思う気持ち、どんな味がするんだろうとワクワクする気持ち。
暮らしの中の行事を楽しみながら、その季節でしか食べられない和菓子を味わってみませんか?

二十四節気「立春(りっしゅん)」

この時期になると「暦の上では今日から春です。」という言葉を耳にしますが、立春は春のはじまりの日になります。二十四節気のはじめの節で、毎年2月3、4日頃におとずれます。

立春の日には、「立春大吉(りっしゅんだいきち)」と書かれた紙札を門や玄関の柱に貼るならわしがあります。これは「立春大吉」の文字が全て左右対称のため、やってきた鬼が出入り口を勘違いして帰ってしまうという言い伝えから、魔除け、厄除けになるとされているからです。禅寺では、立春の朝にこの紙札を貼り、心新たな気持ちで春をむかえます。

春といってもまだまだ寒さの残る頃ですが、少しずつあたたかい日が増えたり、梅の花が咲きはじめたり、ところどころで春の兆しが感じられます。そんな中、和菓子はちょっとだけ季節を先取りする美味しい文化。色とりどりの和菓子からも、すこし早い「春」を味わってみませんか。

和菓子「立春大吉」「立春大福」「立春生菓子」

「立春」の前日は、寒い冬の大晦日である「節分」。
和菓子屋さんの店頭でも「豆」や「鬼」と「福(おかめ)」の形をした和菓子をよくみかけます。邪気(鬼)退治と、福をよびよせる意味合いで食べると、縁起が良さそうですね。

そして、「立春」。暦の上の春の幕開けに、幸福を願いながら味わう御菓子があります。主に「立春大吉」、「立春大福」、「立春生菓子」の3つです。

「立春」の朝、禅寺の門に貼られる厄除けのお札の文字「立春大吉」のほか、「立春大福」という名で、この時期のみの御菓子をつくる和菓子屋さんがあります。「立春大吉」は、縁起のよい意匠(デザイン)や、春らしい明るい、晴れやかな色味をつかった御菓子。「立春大福」は、滋養強壮にいい素材などをつかった餅菓子が多いです。

これら「立春大吉」や「立春大福」は予約をして買いに行くのが一般的ですが、予約をしていなかったり、遠くには買いに行けない、という場合でも大丈夫!「立春生菓子」は立春の朝につくった生菓子で、その日のうちにいただけばよいのです。
春を感じる、梅の意匠の御菓子やうぐいす餅、桜餅。お気に入りの大福などでもいいですね。お近くの和菓子屋さんで買って、春の到来をお祝いしませんか?

 

京都 京菓匠 鶴屋吉信

【 福ハ内(ふくはうち) 】
「福ハ内」は、明治37年(1904)年、日露戦争がはじまった年に誕生したそうです。
「福は内、鬼は外・・・」と、子どもたちが、豆まきをする光景を目にした4代目のご主人が、”晴れやかな印象を御菓子にしたい“と、創作しました。

大きな豆は、福を呼び込むとされる、お多福豆の形。白餡、卵黄などからつくられる桃山生地は、しっとりとしていながら、さくさくほろほろとした食感。明るい黄色が美しいです。中にぎゅっとつまった白餡の甘さは、特に深い味わいの珈琲や紅茶に合わせるのがおすすめです。

戦争が身近に迫るなか、子どもたちの晴れやかな姿を写した「福ハ内」。 冬のあとにやってくる暖かな春のように、平和を願ってつくられたのではないかと想像します。しばらく会えていないかたへの贈り物にするなど、今こそ、味わいたい御菓子だと思います。

【「福ハ内」の販売期間】
12月初旬から2月3日頃まで(各店舗、オンラインショップ)


【 店舗情報 】
京都府京都市上京区今出川通堀川西入る(本店)

【 お店の紹介 】
享和3年(1803年) 京都にて創業。本店のほか京都と東京に直営店、全国各地の百貨店などに販売店を構えている。直営店の一部では、その店舗限定の商品も。本店と東京日本橋の菓遊茶屋のカウンター席では、職人が季節の和菓子をつくる様子をみて、味わうことができる。代表銘菓は「京観世」「柚餅」「つばらつばら」など。

 

京都 京菓子司 亀屋良長

【 立春大吉(りっしゅんだいきち) 】
「亀屋良長」さんの「立春大吉」は、毎年、楽しみにしているかたも多いのではないでしょうか。おたふくや梅の形の「和三盆」、豆の形をした「すはま」など、かわいらしく、おめでたいモチーフのお干菓子の詰め合わせは、見た瞬間に春が飛び込んできます。

おたふくと、梅の形をした紅白の「和三盆」は、すうっと、雪のように溶ける食感です。山吹色と若草色の豆型や、紅梅色の丸型の「すはま」は、しっとりとした食感で甘く、ほのかに豆の香ばしさを感じます。古くからある御菓子ですが、香ばしい豆つながりで、珈琲と一緒にいただくのがおすすめです。

お干菓子の後ろに敷き詰められているのは、お米のポン(米に圧力をかけてふくらんだもの)を軸とした、金平糖。サクサクとして美味しく、わき役のようでいて存在感があります。小さな桐箱の中に、形、色、味わいが賑やかに詰まっているので、春の贈り物にもよさそうです。

【「立春大吉」の販売期間】
1月中旬から2月初旬頃まで(各店舗、オンラインショップ)


【 店舗情報 】
京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19(本店)

【 お店の紹介 】
享和3年(1803年)菓子司 亀屋良安から暖簾分けするかたちで創業。初代店主は、良質の水を求めて現在の地を選んだのだそうです。代表銘菓は「鳥羽母(うばだま)」。パンに載せて食べられる「スライスようかん」や、「そんなバナナ」など、ユニークな商品も手掛けている

 

東京 ItWokashi いとをかし

【 クリーム大福 】
「立春大福」に、新しい世界が開けるような、変わり大福はいかがですか。
「和菓子のワクワクを多く人に届けたい」という想いで、立ち上げられた「ItWokashi」さん。300年続く老舗和菓子屋の伝統と、固定概念にとらわれない新しい発想をかけあわせ、御菓子をつくられています。

胡麻とマンゴー、葡萄とラム、烏龍と杏仁、チョコレートと和山椒など、遊び心にあふれる、斬新な組み合わせでつくる、クリーム大福。そこには、和と洋の素材の壁はありません。研究に研究を重ね、新しい味を生み出されています。

クリーム大福は、作り立ての味を瞬間冷凍した状態で提供されます。1時間ほど解凍すると、ふわふわとろとろの美味しい大福を味わうことができます。(夏場であれば、凍ったままや、半解凍で、アイスのように食べるのもおすすめです)シンプルで洗練されたお店やパッケージの雰囲気もすてきです。

【「クリーム大福」の販売期間】
通年(店舗、オンラインショップ)


【 店舗情報 】
東京都世田谷区奥沢7-19-17

【 お店の紹介 】
平成30年(2018年)12月開店。三重県で創業300年以上つづく老舗和菓子店 大徳屋長久の16代目当主がつくる和菓子の新ブランドとしてオープン。クリーム大福各種のほか、季節の上生菓子を販売しています。

 

<Special Thanks>

梅田なお実

和菓子ライフナビゲーター・デザイナー
東京都出身。好きな季節は初夏。「毎日が和菓子日和」主宰。
全国の和菓子屋さんを訪ね、繋がりをつくりながら、味わった和菓子のイラストや記事を描き、和菓子の魅力を広める為のイベント等、様々な活動を行っています。

WEB「毎日が和菓子日和」
Instagram  twitter  Facebook

 

<Back Number>
この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

記事一覧

暦生活