三十日月・晦
みそかづき、つごもり。月籠りで見えない月なので、「三十日の月」とは、ありえないことのたとえとされてきました。旧暦では月の満ち欠けに従って正確に日を数えます。月の一朔望は平均29.53日のため、ひと月は二十九日か三十日のどちらかになります。そのため短い月は小の月、長い月は大の月と呼んでいました。
やがて日にちに関係なく、各月の最終日を晦日(みそか)と呼ぶようになりました。その年の最終日を大晦日(おおみそか)と呼ぶ風習は西暦になった今もそのまま使われています。
文責・高月美樹
みそかづき、つごもり。月籠りで見えない月なので、「三十日の月」とは、ありえないことのたとえとされてきました。旧暦では月の満ち欠けに従って正確に日を数えます。月の一朔望は平均29.53日のため、ひと月は二十九日か三十日のどちらかになります。そのため短い月は小の月、長い月は大の月と呼んでいました。
やがて日にちに関係なく、各月の最終日を晦日(みそか)と呼ぶようになりました。その年の最終日を大晦日(おおみそか)と呼ぶ風習は西暦になった今もそのまま使われています。
文責・高月美樹