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晦|三日月暦和暦研究家・高月美樹さん

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三十日月・晦

みそかづき、つごもり。月籠りで見えない月なので、「三十日の月」とは、ありえないことのたとえとされてきました。旧暦では月の満ち欠けに従って正確に日を数えます。月の一朔望は平均29.53日のため、ひと月は二十九日か三十日のどちらかになります。そのため短い月は小の月、長い月は大の月と呼んでいました。

やがて日にちに関係なく、各月の最終日を晦日(みそか)と呼ぶようになりました。その年の最終日を大晦日(おおみそか)と呼ぶ風習は西暦になった今もそのまま使われています。

文責・高月美樹


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高月美樹

和暦研究家・LUNAWORKS代表 
東京・荻窪在住。和暦手帳『和暦日々是好日』の制作・発行人。好きな季節は清明と白露。『にっぽんの七十二候』『癒しの七十ニャ候』『まいにち暦生活』『にっぽんのいろ図鑑』婦人画報『和ダイアリー』監修。趣味は群馬県川場村での田んぼ生活、植物と虫の生態系、ミツバチ研究など。

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