三日月から始まる月の物語
三日月の頃から月の輪郭がはっきりとし始め、"ようやく明かりが生まれる"という意味の哉生明(さいせいめい)という言い方もあります。古来、人々は月と共に暮らし、月に物語を見出し詩歌に詠み語り継いできました。このページでは、月の満ち欠けでたどる、月のコラムをお届けします。

月齢0〈朔日〉
朔日のコラム
"朔日は「ついたち」とも読みますが、その由来は月が立つ日で、「月立ち」です。"

月齢1〈夕月夜〉
夕月夜のコラム
"夕月夜(ゆうづきよ)は二日月から上弦の月の頃までの月、またはその夜をいいます。"

月齢2〈三日月〉
三日月のコラム
"春の三日月は舟のようにゆったりと寝ていて、秋の三日月は立って見えます。"

月齢6〈月の船〉
月の船のコラム
"月の舟は織姫と彦星を引き合わせる「渡し守」ともされてきました。"

月齢7〈弓張月〉
弓張月のコラム
"そこで今回は上弦、下弦の月の簡単な見分け方をお伝えします。"

月齢14〈満月〉
満月のコラム
"美しいものをみたとき、この月を誰かに見せたいと願ったり、共に眺めたいと感じたりします。"

月齢15〈十六夜〉
十六夜のコラム
"満月を過ぎた十六夜月は、前日よりもためらうように出てきます。"

月齢19〈更待月〉
更待月のコラム
"昔の人々は満ちていく月よりも、欠けていく月に深い情趣を感じていたことがわかります。"

月齢22〈下弦〉
下弦のコラム
"月を眺めるのが好きな日本人には「月待ち信仰」が根強くあったのですね。"

月齢25〈二十六夜待ち〉
二十六夜待ちのコラム
"江戸時代、特に正月と文月の二十六夜が知られ、全国で行われていました。"

月齢29〈晦〉
晦のコラム
"月籠りで見えない月なので、「三十日の月」とは、ありえないことのたとえとされてきました。"