日本の素晴らしい行事や風習を、子どもたちに伝えたい。
そう思った時、自分自身がよく知らず、また詳しく教えてくれる大人が周りにいませんでした。
知らなくても暮らしていける事ですが、知ることでちょっぴり心が豊かになったり、
海外の友だちに「日本ってこんなところなんだよ」って教えてあげられたり。
四季折々の風景や、今なお残る行事や風習に目を向けて、心を育むひとときを作りませんか?
お月様を身近に感じられる絵本(大人にもおすすめ)
夜空に浮かぶお月様は、子ども達にとっても特別な存在。
まずはお月様を身近に感じられるよう、暦生活の選んだ3冊の絵本をご紹介します。
『14ひきのおつきみ』
いわむらかずお作/童心社 (1988)
今夜は十五夜。みんなで、木の上にお月見台を作って、ごちそうも並べて、お月見です。
<2〜3歳におすすめ>
『つきを あらいに』
高木さんご作 黒井健絵/ひかりのくに (2011)
きれいに見える夜空の月も、一年に一度、キツネたちが山の池で洗うと、もっと美しく輝くのです。どうやって洗うかって?キツネのコンタとおじいさんといっしょに、満月の夜を待って出かけてみましょう。
<3〜4歳におすすめ>
『ムーン・ジャンパー』
ジャニス・メイ・ユードリー文 モーリス・センダック絵 谷川俊太郎訳/偕成社 (2014)
満月にてらされた夜の庭で、歌い、踊り、遊ぶ子どもたち。『木はいいなあ』の作者ユードリーの詩的な文章に、センダックが描いた、幻想的な月明かりにうかびあがる夜の情景がすばらしい絵本。コルデコット・オナー賞受賞作。
<4歳〜、大人にもおすすめ>
こちらの3冊は「暦生活のお店」でお買い求めいただけます
おうちで楽しむお月見「てづくり」
2020年の十五夜は10月1日、十三夜は10月29日です。
お月見の日に欠かせないものといえば「お月見団子」。
中国から伝わったばかりの頃は貴族の間で行われていたお月見も、「作物の成長は月のおかげ」とする庶民の間に伝わると、豊作を祈り収穫を祝う意味合いも込められるようになりました。そのためこの時期に取れるお米で作ったお団子を、里芋や豆とともにお供えするようになった、というのがお月見団子の始まりです。
絵本の次は、子どもでもできる、お月見団子と三方(団子を載せる台)の簡単な作り方をご紹介します。
簡単!お月見団子レシピ
簡単!お月見団子レシピ
1.白玉粉と絹ごし豆腐を1:1の割合でボウルに入れます。
2.耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねた後、一口大に丸めます。
3.沸騰したお湯に入れて、浮かんでくるまで茹でます。
4.氷水で冷やして、冷えたら水気を切ってできあがり!
おうちにある材料で!三方の作り方
おうちにある材料で!三方の作り方
1.紙皿と紙コップ、セロハンテープとお絵かき用のペンや折り紙を用意します。
2.紙コップや紙皿に絵を描いたり、折り紙を貼り付けて飾りつけます。
3.紙皿と紙コップの底面同士をセロハンテープで固定。
4.ひっくり返して、お団子を飾れば完成!
お供えが終わったお団子は、ぜひお召し上がりください。
あんこやきな粉をつけて食べると、より美味しくお召し上がりいただけます。
暦生活 初のリトルプレス「543(こよみ)PRESS」
行事のことをもっとお伝えしたくて、暦生活で初めてリトルプレスをつくりました。
上でご紹介した「お団子レシピ」や「三方の作り方」のほか、「なぜ、月でうさぎが餅をついていると言われるのか」など、お子さんに聞かせてあげられる話が盛りだくさん。大人にとっても読み応えのある内容となっています。
日々のWebコラムとはまた違った内容で、「お月見体験」してみませんか?
リトルプレスは、暦生活のお店で「絵本」をご購入のお客様全員にプレゼント!
(冊数限定のため、なくなり次第終了とさせていただきます。)
素敵な行事体験を、お子さんにプレゼントしませんか?
自分の子ども、友達の子ども、お孫さんなど…子どもたちへのプレゼントに最適です。
絵本を読んで興味を持ってもらい、実際にお団子づくりやお月見を体験することができれば、子どもたちにとっても忘れられない思い出になるかもしれません。
暦生活のお店で「絵本」をお買い上げいただくと、
プレゼントラッピングした絵本と、リトルプレスをセットでお送りします。
シールにはうっすらとお月くんの顔が。