こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
4月1日、今日から新年度ですね。芽吹きの季節に合わせて「新しいことがはじまるんだ」とワクワクしてきませんか。
1月から始まる新年とは別に、それぞれの目的に合わせて決められた1年の区切りのことを年度と言います。日本の国や地方自治体などの「会計年度」は、4月から翌年の3月までの1年間です。学校における学年の区切りとなる「学校年度」も同じです。

ふたつの年度が同じことから、4月1日を1年の大事な節目と捉えている人も多いのではないでしょうか。スケジュール帳も1月はじまりのほかに、4月からのものも販売されていますよね。
「学校年度」に関していうと、夏休み明けに年度がスタートする国が多いようです。海外では新学年は秋に迎えるものという考え方が主流で、日本のように春に新学年を迎える国は少数派なんです。

なぜ日本は4月はじまりなのでしょう? そもそも「年度」の考え方が日本に入ってきたのは約130年前、明治時代のこと。当初の会計年度は新米の収穫後を見計らい、10月はじまりだったそう。「明治財政史」の記録によると、その数年後には1月はじまり、さらに7月はじまりと変わり、今の4月はじまりになるまで二転三転したそうです。
日本では桜の花が咲く時期に年度が変わり、入学式や入社式が行われます。新卒を一括採用したあとに華々しく入社式が行われますが、これは日本独自のものなのだとか。

感染症の影響で、去年に引き続き今年も、例年通りの入学式・入社式とはいかないでしょう。ですが、祝いたい気持ちは毎年変わりません。新しい門出を迎えるみなさん、おめでとうございます!
わたしも、みなさんを祝う側であり、そして新しいことに挑む側でもありたいと思っています。個人的なことですが、焼きものの町・長崎県波佐見町へ引っ越してきて10ヶ月が経ちました。この春から、器の絵付教室とろくろ教室に通います。
ずっと通いたいとは思っていたのですが、このタイミングにしたのは、無意識に「スタートを切るなら春」という気持ちがあったからなのかもしれません。入学や入社はしなくても、年度はじめの4月に心機一転して、なにかをはじめる方は多いのではないでしょうか。そのような方々を私は勝手に応援しています。
すべての人の春に、祝福を。
さあ、今日から新年度です。


栗田真希
ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。
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