こんにちは。気象予報士の今井明子です。
立秋が過ぎ、暦の上では秋になりました。
といっても、昼の暑さはまだまだ夏真っ盛りで、秋を実感できない人も多いのではないでしょうか。
まあ、立秋をはじめとする二十四節気は、中国を起源とするので、必ずしも日本の季節感とは合っていないものです。
ちなみに、気象庁の区分では、秋は9月~11月です。こちらのほうが日本人の季節感には合っています…が、最近では9月になっても真夏のような暑さが続くことが多いですね。
さて、今回紹介する「秋めく」という言葉は、秋らしくなってくることをいいます。
8月の時点では「秋めく」実感はないと思うのですが、それでも初夏のころに比べれば日が短くなりますし、朝や夕方のふとした隙に涼しい風が頬を撫でると、「あ、夏は終わりなんだ…」と思います。
夏が終わりに近づくと、ツクツクボウシがなきはじめ、そのうち宵の口にコオロギなどの虫の声も聞こえるようになります。こうなると、昼が暑くても、やっぱり秋の到来を実感します。
暑い夏には辟易としますが、秋が近づくとなんだか寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか。

今井明子
サイエンスライター・気象予報士
兵庫県出身、神奈川県在住。好きな季節はアウトドア・行楽シーズンまっさかりの初夏。大学時代はフィギュアスケート部に所属。鯉のいる池やレトロ建築をめぐって旅行・散歩するのが好き。
