2009年の1月23日、人工衛星「いぶき」が打ち上げられました。
1957年にソ連で打ち上げられた「スプートニク1号」以来、人工衛星は毎年のように打ち上げられています。これまで約7600個が打ち上げられ、現在、地球の周りを回っているものは約4400個ともいわれています。

そして、それらの人工衛星には、それぞれの目的があります。
みなさんご存知の「はやぶさ」は、小惑星探査機。将来の本格的な“サンプルリターン探査”に必須となる技術を実証することを目的とした探査機です。
天気予報などでよく耳にする「ひまわり」は、静止気象衛星。宇宙からの気象観測を目的とする人工衛星です。
そして、「いぶき」は「温室効果ガス観測技術衛星」。主要な温室効果ガスである二酸化炭素とメタンの濃度を宇宙から観測することを専門とした、世界初の人工衛星なのです。

地球温暖化のメカニズムを詳細に知るためには、地球全体をまんべんなく統一的に観測する必要があります。しかし、地上からの観測では、どうしても“ムラ”ができてしまいます。そこで、宇宙から地球を観測するというミッションが掲げられ、「いぶき」が打ち上げられました。
ちなみに正式名称は、「GOSAT」(ゴーサット:Greenhouse gases Observing SATellite)。「いぶき」という名前は愛称で、一般公募で決定されたそうです。
まさに、地球の環境問題解決への「息吹」となることが期待されます。
