「俳句、はじめました」とは?
このページでは、できるだけ今の言葉でわかりやすく、俳句の面白さや楽しみ方をご紹介していきます。日本ならではの俳句の世界に、ちょっとだけ触れてみませんか?
暦の上では、もう冬となりました。今回はこれからの作句のご参考に、冬の季語をご紹介します。俳句になる前の季語だけを見ても、じわりと冬の実感がわいてきます。
「#暦生活俳句部」冬の俳句も大募集!
秋の俳句の募集開始から2週間。おかげさまでたくさんの投稿をいただいています。ありがとうございます。
投稿された句を拝見していると、秋の感じ方や楽しみ方は人それぞれだなあとあらためて実感するとともに、「俳句は初めて」という方も気軽に投稿されていて、SNSならではの良さもあったのではと感じました。
当初はいったんの〆切を11月15日としていましたが、12月10日まで延長させていただきたいと思います。それに伴い、冬の俳句も応募の対象とさせていただきます。引き続き、お気軽にご参加ください。
二十四節気の立冬を過ぎ、俳句にとっても冬の季節となりました。これからの作句のご参考に、冬の季語をいくつかご紹介します。今回も親しみやすそうな季語をピックアップしました。
冬の朝
日の出前から朝にかけてはまだ寒く、息の白さが目につきます。空気がきりりと引き締まります。
七五三
男児は3歳、5歳。女児は3歳、7歳を祝います。神社にお詣りして健やかな成長を祈願します。
鯛焼
焼きたてのぽかぽかが身心を暖かくしてくれます。気取りのない温かい食べ物として人気があります。
落葉
落葉樹が冬に落とす葉。天気の日の芳ばしいような匂いや、散った葉を踏む音も詩情を誘います。
初雪
その年、その土地に初めて降る雪のこと。今年の初雪はいつ見られるでしょうか。
この他にも、まだまだたくさんあります。
冬に入る、初冬、冬めく、小春、冬ぬくし、冬の日、冬の空、時雨、北風、冬の夜、山眠る、山茶花、枯木、鷹、千鳥、霜、雪、風花、冬の川、冬服、セーター、ジャンパー、ブーツ、手袋、ストーブ、炬燵、スキー、ラグビー、縄跳び、大根、牡蠣、猪鍋、葱、鱈、鰤、大根、熱燗、湯豆腐、おでん、忘年会、年末賞与、クリスマス、ポインセチア、賀状書く、行く年
冬の句が浮かんだら、ぜひツイッターやインスタグラムで「#暦生活俳句部」を付けて投稿してみてください。
これまでに暦生活のツイッターやインスタグラムでご紹介した俳句を、1つのページにまとめました。
作句のご参考にはもちろん、俳句を詠まない方にも言葉と写真から季節を感じて楽しんでいただけるページになっていますので、ぜひご覧ください。
【参考文献】
夏井いつき(2019)『夏井いつきの 俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと』 株式会社ナツメ社.
宇多喜代子(2020)『NHK俳句 暦と暮らす 語り継ぎたい季語と知恵』 NHK出版