今日の読み物

お買い物

読み物

特集

カート内の商品数:
0
お支払金額合計:
0円(税込)

余寒よかん

季語 2026.02.12

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

こんにちは。気象予報士の今井明子です。
立春が過ぎ、暦の上では春になりました。
たまに暖かい日が訪れ、地域によっては梅などの花も咲き始め、春らしさを感じることも増えていきます。

しかし、暖かい日が来たと思ったら、また寒い日がやってきたりします。この時期は三寒四温といい、寒い日と暖かい日を繰り返しながら徐々に暖かくなっていくのです。この三寒四温の原因は、大陸からやってくる移動性高気圧と温帯低気圧のしわざです。温帯低気圧の温暖前線が通過すれば暖かくなり、寒冷前線が通過すれば寒くなります。低気圧の通過後は移動性高気圧に覆われて穏やかな晴れになります。

さて、大寒や立春をこえてもまだ寒さが残ることを「余寒」といい、この時期の季語になっています。立秋を過ぎた後の暑さは「残暑」ですが、立春を過ぎた後の寒さは「余寒」なのです。「残暑」にならって「残寒」とはいわないのかと思うかもしれませんが、実は「残寒」という言葉もあります。こちらは「残寒の候」という使われ方をします。つまり、手紙を書くときの時候の挨拶として、「春とは名ばかりで、まだ厳しい寒さですね」なんて意味合いで使われるわけですね。

この季節は暖かい日と余寒を感じる日が交互に来るので、暖かくなったからといって早々にコートをクリーニングに出すのはおすすめできません。油断をしていると余寒で後悔することも…。うまく衣服で調節して、体調を崩さないように過ごしたいものです。

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

今井明子

サイエンスライター・気象予報士
兵庫県出身、神奈川県在住。好きな季節はアウトドア・行楽シーズンまっさかりの初夏。大学時代はフィギュアスケート部に所属。鯉のいる池やレトロ建築をめぐって旅行・散歩するのが好き。

記事一覧

今井明子公式ホームページ